「東京シティマラソン」実現プロジェクト(2) 
2003〜2004年 




44. 海外ランナーが参加できるマラニック2本開催しました

 10月30日〜31日、第2回豊田佐吉翁記念2デイズマラニックを開催し、男女3名が佐吉翁の少年時代の13里ウルトラウォークを再現しました。
 今や世界のトヨタ!その礎を築いた佐吉翁の故事をランニングで再現する試みはやがて、世界中から市民ランナーが参加するイベントになると確信し、来年も開催します。


宿泊地、岡崎岩津天神の旅館、
伊藤館前で二日目の朝
二日目ゴールの豊田佐吉記念館、
佐吉翁の胸像前で

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 11月13日〜14日、第1回富士山麓2デイズマラニックを開催し、男5名が霊峰富士の麓、紅葉真っ盛りの秋晴れ二日間走りを楽しみました。
 海外の市民ランナーが来日し、「日本を走った!」と満足して帰国できるランニング商品の開発1号です。この頃の富士の裾野は風景が千変万化、ランナーに飽きることの無い視界を与えてくれました。 来年は山中湖周辺の宿泊先を工夫して開催します。

初日、JR東海道本線の富士駅前に
集まった参加者一堂
二日、富士西麓、朝霧高原で
設営した35`地点給食所


 今後も、海外の市民ランナーが来日して「日本を楽しく走る」、観光振興の側面からランニングイベントを開発運営して行きます。

(2004.12.1)


43. 治水の郷でウルトラランニング2本開催しました

 10月3日、大阪は大和川付替え300年記念事業の一環として「第1回大和川治水の郷91`マラニックを開催し、招待ランナー3名を含む43名が生駒山麓一周、京阪奈の2府1県を跨ぐ新作コースを堪能しました。
 途中、平城京跡で朱雀門を潜り、秋篠川に沿う自転車道から薬師寺や唐招提寺を眺め、王寺町で沈下橋を渡り、と初秋の大和路が満喫でした。
 競争行事ではありませんが、以下の方々のゴールタイムをお報せします。

  1.栗林 太朗 さん   高槻市    9時間29分
  2.阿部 祐一 さん   大阪市    9時間55分
  3.柳澤 昌純 さん   東大阪市  10時間 8分

  1.田中 久子 さん   東大阪市  10時間31分
  2.松尾由香里 さん   神戸市   10時間54分
  2.花谷 尚子 さん  大阪狭山市  10時間54分

午前6時30分、
柏原市治水記念公園前をスタート
28`地点、
深北緑地の第3チェックポイント、スタッフ一同
49`地点、
京都フラワーセンターの第5チェックポイント
秋篠川自転車道を走るランナー

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 10月17日、第16回桑名の殿様・御台所祭の一環として、「第2回治水の郷まちづくり100`ランニング」を開催し、招待ランナー二名を含む26名が初秋の木曽三川河口輪中地帯の水際と養老山系の山道を堪能しました。
 男女がペアでトップゴールし、御台所祭の特設舞台でインタビューを受け、祭の見物客からやんやの歓声が上りました。
 入賞者を紹介します。入賞賞品は桑名名物の安永餅でした。

 1.中村   雅  さん  久居市   10時間29分
 2.鈴木 武弘  さん  藤枝市   10時間40分
 3.児玉 有一  さん 四日市市  10時間53分

 1.河野  葉  さん  箕面市    10時間29分

 と言うことで、以上2本とも来年も開催しますので、皆様方の参加を楽しみに今から準備に取りかかります。


(2004.11.1)

42. 新作2デイズマラニック2本開催しました

 9月11日〜12日は長野県のビーナスラインとメルヘン街道を一泊二日のマラニック、男性4人と女性1人が標高差千mのアップダウンを堪能しました。泊りの蓼科パークホテルでは名門リゾートスポットに相応しいグルメに舌鼓、天然温泉にドップリ浸かりました。

 二日目ゴールは小海線の佐久海ノ口駅、駅裏の温泉旅館、和泉館で一風呂と宴会を満期しました。

1日目、旧中山道は和田峠隧道前
標高1,534m
2日目、メルヘン街道は麦草峠頂上
標高2,127m

 9月18日〜19日は関ヶ原の合戦にちなむ秘話、桑名蛤商人の家康本陣戦勝祝いと蛤商い永久安堵、を再現する一泊二日のマラニック、男性2人と女性2人が戦国時代の幕引き場面を走って巡りました。
 有名な島津惟新入道と豊久公の敵中突破退却路、烏頭坂から多良峡を経て、上石津にいたる「牧田川やまざくら街道」の穏やかなアップ&ダウンを楽しみました。
 二日目は木曽三川河口の輪中地帯と養老山麓を巡りました。なお、泊りの桑名七里の渡し、初音旅館では大阪豊中からお越しの岡村さんと角ビンを舐めながら、戦国歴史談義に花を咲かせました。

1日目、ゴールの50`地点、近鉄大垣線「多度駅」にて 2日目、木曽川と長良川を繋ぐ船頭平閘門公園、デレーケ像前

 今後も戦国歴史秘話を再現するマラニックを開催します。お楽しみに!

(2004.10.1)

41. カウラツーシドニー330`マラニック 第1回を開催!

 8月5日(木)午前2時から7日午後6時(土)まで、南半球は豪州のサウスウェルズ州、奥地のカウラ市からシドニー市中はオペラハウスまで330`を一人が走り切るマラニックの第1回を開催しました。このイベントの主催者でプロデューサーは潟Iズプロジェクトの岡田社長、ランナーは走る噺家でお馴染みの三遊亭楽松師匠、ディレクターはNPO法人市民歩走者学会の会長、藤田でした。以下に楽松師匠の走跡を紹介します。合計64時間のマラニック中、みぞれのあられ、雪、霜、強風が吹き荒れましたが、ブルーマウンテンズの山中を夜間走行時、北天にオリオン座、南天に南十字星が煌く星空を満喫しました。

 8月5日 午前2時〜 カウラ市の連合軍捕虜収容所跡地をスタート 煤≠O`
      〜午後5時〜 バサースト市のモーテルにて夕食と就寝  煤≠P18`
   6日  午前3時〜 バサーストからリツゴーへ
      〜午後1時〜 リツゴー のレストランで昼食 =180`
       午後2時〜 リツゴーからビルピンへ
      〜午後10時〜 ビルピンの給油所で仮眠、夜食 煤≠Q30`
   7日 〜午後1時〜 エピング駅で現地ランナーと合流 =305`
       午後2時〜 エピングからハーバーブリッジを経てオペラハウスへ
      〜午後6時  オペラハウスにゴール =330` 

 来年は今年の開催経験を活かし、10月初めは豪州桜の満開の時期に、多くの市民ランナーに呼びかけてツァー形式で開催する予定です。その時は、皆様方、世界最長のマラニックを楽しんで下さいね。

豪州の大草原を走る楽松師匠 エピングからゴールまでガイドランナーを務めた地元ランナーのマーク青年

(2004.9.1)

40. 第3回 東京シティ8時間耐久RUN開催しました

 過去2回、参加申込者が少なくて開催が危ぶまれた『東京8耐RUN』、今年もやはり危ない状況でした。7月17日(土)の開催直前、15日まで〆切を延長してようやく、団体3チーム、個人17人、障害1組の申込が揃いました。
 当初、スズカのバイク8耐を真似た運営、つまり、2人1組で交代しながら小金井の東京学芸大学構内、1周1`の周回数を競うと言う、コンセプトは、すっかり影を潜め、第2回目に仕方なしに導入した個人参加の部が意外と17人の参加となりました。また、世界のウルトラランナー夫妻、沖山健司・ひろ子さんが障害の部、伴走者として参加して頂きました。

 今年はほどほどの暑さ、適当な曇り空と涼しい風に恵まれて、記録的には良い結果を残すことが出来ました。8耐終了後は、恒例の懇親会、渡邉先生と沖山ひろ子さんの手料理と冷えた発泡酒を堪能しました。

以下、上位入賞を列記します。

 1.団体の部   
     優勝  ボンバーズ関東支部   134周(大会記録)
     二位  東宝ゴジラ陸遊会     95周
     三位  ぶくろ〜ず          94周

2.個人の部・男 
     優勝  入江 哲夫         80周(大会記録)
     二位  黒田 憲一         72周
     三位  河野  哲          68周

3.個人の部・女 
     優勝  相原麻由美         64周(大会記録)
     二位  長谷川千鶴子       58周
     三位  藤本 絵奈         52周

4.障害の部   
     優勝  栗川 正之         52周(大会記録)

スタート、個人招待の三遊亭楽松師匠が先頭です 栗川さんを伴走する沖山健司さん
沖山ひろ子さんと自転車に乗る渡邉先生 団体の二位争いを演じた東宝ゴジラとぶくろ〜ず

(2004.8.1)

39. 鈴鹿二峠超え2デイズマラニック開催しました

  6月5日から6日にかけて『名にしおう鈴鹿山脈の急峻、鞍掛峠と石ぐれ峠を二日で攻める、上級者必参!』と呼びかけた、第1回鈴鹿二峠超え2デイズマラニックを開催し、6名の参加を得ました。初日は快晴微風気温28度、二日目は雨天強風18度と天候が急変する二日間でしたが、両日とも確実に距離を刻んで、無事に全員が合計100`を完走しました。

 この鈴鹿山脈は三重県側が急峻、滋賀県側は緩峻と言うメリハリの利いた坂の特徴があって、面白い峠超えランニングが楽しめますが、なにせ、ランナー仲間に知られていませんので、実際に走る方はほとんどいません。そんな、鈴鹿山脈を今後、世界中の市民ランナーが走りに来る峠超えRUNの聖地にしたいと思います。

 宿泊は近江中山道、愛知川の宿場にある近江屋旅館でした。ご主人と女将さんの二人できりもみされている、愛知川で唯一の旅館です。ご主人と仲良くなりましたので、来年は近江屋を発着する1デイズ100`マラニックで開催することも、今後の検討課題とします。


初日、スタートは三岐鉄道北勢線の終点、阿下喜駅前にて 初日、鞍掛峠を越えて、トンネル出口にて
二日、ゴールも阿下喜駅にて 中山道愛知川の無賃橋、歌川広重描く浮世絵

(2004.7.1)

38. 本州横断、鬼あし&皇居RUN&WALKセミナー開催

 5月9日、東京は多摩の日野市で開催された「ひの新選組祭」の一環で『土方歳三鬼あしフェスタ・新撰組祭50`』を開催し、20名(男18名、女2名)の参加を頂きました。午前7時、新撰組祭実行委員長の中沢さんや日野市観光協会のカメラマンに見送られて、JR日野駅前をスタートし、司馬遼太郎さんの小説『燃えよ剣』の舞台を巡る時遊旅を楽しみました。あいにくの本降りでゴール予定の新撰組祭会場、特設ゴールには間に合いませんでしたので、歳三の銅像がある高幡不動尊の境内で解散しました。


鬼あし・新撰組50`の参加証です

 5月16日、日本海は若狭湾の敦賀港から太平洋は伊勢湾の桑名湊まで、関ヶ原を通って本州横断を果たす、『第4回本州横断・地域連携ウルトラランニング116`』を開催しました。雨の敦賀駅には申込者全員、個人22名とリレー2チームが勢揃いしました。敦賀から関ヶ原までを大幅にコース変更、第2チェック地点は琵琶湖畔の道の駅『みずどりステーション』で長浜らんな〜ず、第3チェック地点は長浜市役所で市役所観光振興課、が担当して頂きました。来年はさらに距離を延ばし、125`で開催します。

35`の第2チェック地点、雨の琵琶湖畔 48`の第3チェック地点、長浜市役所の玄関先

 4月20日から6月23日まで合計5回、三菱地所鰍ニ『丸の内・皇居WALK&RUNセミナー』を共催しています。参加者23名(女21人、男2人)を国立競技場長距離教室講師の佐藤千恵子先生がテキパキと歯切れ良く指導しています。「丸の内仲通りは腰高フォームが似合う!貴方のタフな足回りがビジネスシーンをアクティブに!」、が募集コピーです。市民ランナーであることが、ビジネスパーソンである条件となる時代が来ましたよ。


WALK&RUNセミナーの参加証です
(2004.6.1)

37. 商い街道2デイズマラニックを開催しました

 4月17日から18日の週末、第1回商い街道2デイズマラニックを開催し、 男6名、女1名、合計7名の参加ランナーの方々、市民歩走者学会の支援会員の2名のスタッフボランティアと共に楽しい時を過ごしました。1日目はスタートがJR東海道本線「大垣駅」、中仙道に沿って垂井、相川、東海自然歩道、関ヶ原合戦場、伊吹山スカイライン入口を通り、伊吹山麓広域農道、石田三成の誕生地を経て ゴールがJR北陸線「長浜駅」の40キロでした。長浜市内の観光中心地の老舗「三谷旅館」で一泊、 2日目はスタートが長浜駅で、琵琶湖岸道路を彦根、彦根から多賀を経て鞍掛峠に続く20キロの上りを堪能し、鞍掛トンネルをぬけて、藤原、北勢から員弁市役所にゴールと60キロの長丁場でした。
  参加された方々から、「鞍掛峠攻めはきついね」、「来年は通しで100`マラニック」との意見や 感想を聞きました。来年はコース設定や運営体制を見直して、もっと素晴らしい マラニックにするつもりです。
 三谷旅館には長浜市役所の観光振興課から地酒の吟醸酒と琵琶湖産の魚の佃煮の差し入れがあり、参加者が夜遅くまでランニング談義に花が咲きました。

(1)1日目のゴール、長浜駅前の秀吉・三成出会いの銅像前 (2)2日目の鞍掛トンネル出口、ここから下りが始まります
(3)2日目のゴール、員弁市役所近くの路地でひっそりと乾杯

 「追伸」、桑名走友会が創設20周年記念として、昨年秋にオープンした桑名市総合運動公園の400mトラックを伝った24時間リレーマラソンを開催しました。話したい事は多々ありますが、取り合えず24時間終了後の参加者の記念スナップです。


(4)桑名走友会とLOVE&PEACE、この後、青空宴会が続きました

(2004.5.1)

36. 南房総館山2デイズマラニックを開催しました

  3月13日から14日の週末、第1回南房総館山2デイズマラニックを開催し、2名の招待ランナー、11名の参加ランナーの方々、館山若潮走友会の2名のスタッフボランティアと共に楽しい時を過ごしました。1日目はスタートがJR外房線「勝浦駅」、太平洋に沿って外房黒潮ラインを天津小湊、鴨川を通り、ゴールが内房線「館山駅」の57キロでした。駅前の老舗「幸田旅館」で一泊、2日目はスタートが館山駅で房総フラワーラインを白浜、千倉を通り、再び館山駅に戻る57キロでした。ゴール後は幸田旅館で一風呂浴びて解散しました。
 参加された方々から、「来年も走りたい」、「来年も手伝いたい」との意見や感想を聞きました。来年はコース設定や運営体制を見直して、もっと素晴らしいマラニックにするつもりです。
 又、参加ランナーの近藤智敏さんが十二の俳句を詠まれましたので、二つ紹介します。
    「峠まで 歩速の走り 豆の花」 
    「南総に 光る健脚 二十四本」

(1)1日目スタートの勝浦駅です (2)2日目スタートの館山駅です
(3)館山CCの坂を下る男性招待選手、鈴木誠さん (4)同じく女性招待選手の上原麻美さん
(2004.4.1)

35. 楽しい松崎2デイズマラニックを開催しました

  2月21日から22日の週末、第1回楽しい松崎2デイズマラニックを開催し、10名の参加ランナーの方々、ガイドランナーの三遊亭楽松師匠、松崎町の3人のスタッフボランティアと共に楽しい時を過ごしました。スタートは早咲きで有名な河津桜の伊豆急「河津駅」、下田から石廊崎を経て松崎まで70`のアップダウンを楽しみ、豪華舟盛料理のグルメ夕食を堪能し、二日目は海岸線を宇久須まで、それから仁科峠までの標高900mの上りを楽しみ湯ヶ島まで下って、修善寺温泉の湯の郷村がゴールで一風呂浴びて解散しました。
 参加された方々から、「来年も参加したい」との感想を聞きました。来年はコース設定や運営体制を見直して、もっと素晴らしいマラニックにするつもりです。

(1)スタートの河津桜並木 (2)宿泊地の松崎 (3)ゴールの修善寺湯の郷村
(2004.3.1)

34. NHKの「新撰組!」に共感、土方歳三鬼あしフェスタを開催します

  NHKの大河ドラマ「新選組!」が始まりました。山本耕史君演じる土方歳三の故郷が東京多摩の日野です。歳三は青年時代、家業の農業や家伝薬『石田散薬』の行商をしながら天然理心流の剣術を修行し、近藤や沖田総司らと親交を深めました。石田散薬は打ち身や挫きといった打撲傷に良く効く薬で、相当高価で売れたそうです。
 今でも土方家には歳三が担いで行商に使った薬箱が残っています。薬箱を担いだ歳三の足は速かったそうです。この歳三の足運びを長編歴史小説『燃えよ剣』の中で司馬遼太郎さんは「鬼あし」と記しています。その下りを引用しましょう。
 「歳の鬼あし、といえば、日野宿かいわいで歳三の少年時代を知る者なら、だれでも知っている。この男の足は鬼のように迅い」、「足の達者なものは智恵も達者、という」、「歩きだすとむっつりとだまり、眼ばかりぎょろぎょろ光らせ、独特の無愛想づらで、とっとと街道を足で砂を噛むようにして歩いてゆく」
 そんな「歳の鬼あし」を多摩川水系を走りながら再現する《土方歳三鬼あしフェスタ》を4月4日に開催します。1月10日には歳三ファンが集まった試走会を実施済です。

(1)高幡不動尊の土方歳三・銅像前の
試走会参加者
(2)新撰組フェスタin日野・
メイン会場前の参加者
(2004.2.1)

33. 世界初!市民ランナーが『ランニング・シティ桑名』を推進します

  東海道は桑名の宿場、七里の渡しで栄えた城下町は平成の御世になって『歩いて暮らせる街づくり』を進めています。その一環として、昨年9月には1年365日24時間、市民に開放された全天候ウレタン舗装の400mトラックを運動公園に完成させました。
 この行政の政策に呼応して我々、市民歩走者学会は過去3年間の桑名にちなむ各種ランニングイベントの開催成果を基として、2004年より『ランニング・シティ桑名』を『市民ランナーによる自発的まちづくり事業』として展開していくことにしました。
 具体的には、『日本海から太平洋まで本州横断110`マラニック』、『まちづくり治水の郷100`マラニック』そして『四季づくし治水の郷マラニック』の既成イベントに加え、新たに『美濃近江伊勢・商い街道115`2デイズマラニック』や『本州横断パート2・120`2デイズマラニック』などの新作イベントを開催し続けていきます。
 これらのイベントは桑名周辺のランニングクラブや走友会と手を携えて、「市民ランナーの手作り味」と言う運営テイストを失わないよう、営利にまみれたビッグな大会の運営を真似ることなく、あくまでも素人らしい興行を目指します。

(1)東海道の湊、「七里の渡し跡」 (2)桑名の殿様・御台所の2ショット
(2004.1.1)

32. パナマ運河を掘った土木技術者にちなむ350`マラニック

  太平洋と大西洋を結ぶパナマ運河の大工事に日本人でたった一人参加した土木技術者が青山士(あきら)氏です。氏はパナマから戻り、東京の荒川放水路の開削工事を担当しました。毎年3月末に開催される荒川市民マラソンの5`地点にある岩淵水門から下流の23`は人工河川で、氏が担当した放水路です。
 氏は荒川を掘った後、新潟の信濃川分水、大河津にある分水地点の自在堰の復旧工事を指導しました。氏の土木分野での功績はこの他にも数多く、その代表と言えるのが「土木技術者の倫理規定」を制定したことです。
 氏の功績、荒川放水路の開削と信濃川分水堰の復旧にちなんで、荒川河口の葛西臨海公園から荒川を遡り、途中で利根川に道を替え、三国峠を越えて信濃川に沿って大河津分水を経て新潟港に至る350`のマラニックを数年先に開催しようと準備を始めました。70`づつ5日間ぐらいで完走できる運営体制で開催するつもりです。

岩淵水門の現況 青山士の姿

 過去3回開催した「本州横断・地域連携110`マラニック/若狭湾敦賀から伊勢湾桑名まで」のパート2、「東京湾荒川から日本海新潟港まで/本州横断・地域連携350`マラニック」として開催準備を進めます。
(2003.12.1)

31. CReWの副会長、噺家ランナー三遊亭楽松師匠の紹介

 
 テレビ番組「笑点」でお馴染みの三遊亭円楽さんの御一門、円楽一門会の真打でウルトラランナーとして活躍中の三遊亭楽松師匠が、NPO法人・市民歩走者学会の副会長です。最近開催した学会のイベントでの楽松さんの勇士を紹介しましょう。
 写真1は10月5日に皇居の千鳥が淵公園をスタート&ゴールとして開催した「第3回千代田菊祭RUN&WALK」でガイドランニング中の楽松さんです。午前10時から午後3時までの5時間で40`走るイベントの20`分を親切丁寧なガイドランナーとして参加者から絶賛を浴びました。
 写真2は10月19日に開催した「第3回本州横断・地域連携110`ランニング」に招待選手として参加し、25`地点の琵琶湖北岸、国道8号を木の本に向かう楽松さんです。この日、膝の調子が思わしくなく40`地点でリタイヤされ、先回りした「桑名の御台所祭」の会場のゴールで完走者のゴール演出を盛り上げました。
 写真3は10月25日から26日と一泊二日で開催した「第1回豊田佐吉翁・メモリアル2デイズマラニック」のスタート・ゴール、JR東海道本線「鷲津駅」に118`走り終えた直後のスナップです。初日は55`、二日目は63`と参加された2名の男女をエスコートしながら、実に見事なウルトラマラニックのガイドを務めました。

写真1 写真2 写真3

(2003.11.1)

30. 来秋開催予定の大和川マラニックの試走会を実施しました

 
 来年10月は大阪平野を流れる大和川の川道改修工事竣工300年目になります。そこで、改修された川道に位置する大阪市立大学をスタートし、大和川に沿って奈良に入り、その後生駒山麓の東側を北上し、京阪奈研究学園都市から枚方市に出て、今度は生駒の西山麓を南下して柏原市に至る約90`のマラニックを開催する予定です。
 9月23日の秋分の日、コース途中の50`分、柏原から枚方までの試走を実施しました。ランナー参加は関西のランママ、佐藤光子さん、光子さんのランニング教室指導生の田淵さんと栗林さん、それに私の4人です。この4人を伴走車でサポートされたのが大阪市立大学の角野先生と神戸工専の辻本先生です。
 柏原では改修工事の功労者、中甚兵衛翁の銅像に参って、30年前を偲びました。
今後は、柏原市役所や国土交通省の大和川河川事務所などに相談をしながら準備を進めていきます。

中甚兵衛翁の銅像前で 柏原市役所前の堤防道路を走る

(2003.10.1)

29. 特定非営利活動法人として設立登記完了しました

 
 8月19日にNPO法人市民歩走者学会が誕生しました。焦ることなくじっくりと活動を始めます。東京都道路公社から頂いた初仕事のお知らせです。

 「第1回稲城大橋ファミリーウォーク実施要綱」

日時:10月13日(祭日の月曜日)午前10時〜午後3時

受付:京王相模原線「京王よみうりランド」駅前
    JR南武線「矢野口」駅前

解散:京王線「府中」駅
    JR南武線「府中本町」駅

順路:受付〜多摩川原橋〜有料道路稲城大橋〜葎草通り〜
    大丸用水沿い〜府中街道〜是政橋〜サントリー武蔵野ビール工場〜
    府中市郷土の森公園〜解散

費用:参加無料

資格:一般のウォーキング愛好家

申込:当日受付場所にて

(2003.9.1)

28. 桑名まちづくり100`ハイキング、50`ウォーキング終了

 宝暦治水の薩摩義士と明治治水のデレーケ技師を偲ぶ、標記のRUN&WALKは、おかげさまで大好評、100`に70人、50`の16人の参加を頂きました。
  土木インフラを歩いて走る、こんな土木屋魂を丸出しの大会を開催することが出来るのも、市民歩走者学会を設立した賜物と皆様方のご支援を感謝いたします。

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  24日の前日は、午後3時から桑名別院本統寺の庫裏座敷で「まちづくり寄席」を開催し、ランナーやサポーターら40数名が円楽一門会真打の三遊亭楽松師匠の高座を生の迫力で女満別に因む演題を1時間楽しみました。
  25日の当日は、100`が午前5時、50`が6時に桑名宿の七里の渡しを出走しました。途中、25`の船頭平公園ではミニパナマ運河のゲート上を渡り、地獄の二之瀬峠の登りを上がり切った50`の庭田山山上公園では桑名銘菓の味噌饅頭に舌鼓を打ちました。
  入賞者を紹介します・

●男子100`
優 勝 横井 敬一さん 愛知県 弥富町 9時間19分55秒
第2位  伊予田早苗さん 愛知県  東海市  9時間24分45秒
第3位 小倉  亮さん 神奈川  逗子市  9時間54分45秒

●女子100`
優 勝  河 野  葉さん  大阪府  箕面市  11時間13分00秒
第2位  小松 裕美さん  愛知県名古屋市  12時間34分29秒
第3位 榊原 朝美さん 愛知県 弥富町 12時間40分05秒

●男子 50`
優 勝  中村  雅さん 三重県  久居市 4時間54分00秒

●女子 50`
優 勝  山田かよ子さん  三重県 長島町 9時間38分00秒

  来年も規模拡大して開催いたしますので、今回申込みが遅れた方も参加下さい。

                         歩いて走って桑名まちづくり 実行委員会 一同

  
(2003.6.1)

27. 市民が主体の『市民歩走者学会学会』をNPO申請しました

 4月28日、東京都庁のNPO法人申請窓口に『市民歩走者学会』の認証申請書類を提出しました。この学会の英文表記は、“SOCIETY for CIVIC RUNNERS,WALKERS & etc.”、略称をCReWと言います。CIVIC には「市民の」と「土木の」と言う意味がありますから、要は「土木人と市民ランナー・ウォーカー等」の役に立つ学会です。市民歩走者等は日々、土木人が手塩にかけた公共インフラを利用しています。
 設立趣旨を抜粋します。「米国コロラド州のボールダー市はランニングシティと言われ、世界各地の多種多様なランナーで賑わっている。この隆盛を築いたのが偉大なランナーのフランク・ショーター氏、70年代から当地に住み付き、行政当局と協働してソフトとハードの両面から様々なまちづくり事業を展開した。ソフト事業の代表は毎年5月末に開催される10`ロードレース、ボルダー・ボールダーで5万人を越える歩走者を集める」
 「ハード事業では、市内を流れるクリークのせせらぎに沿って整備された歩走等専用のトレールコースであり、ランナー、ウォーカー、バイカー、スケーターさらに様々なタイプの車椅子を操る障害者と、歩走空間を利用するあらゆるカテゴリーが集結する。我々有志一同は市民が行う自由な社会貢献活動として、氏のソフトとハード両面のまちづくり事業をエアロビクス・インフラ整備事業と名づけ、氏の理念を日本各地で事業展開し、人が生涯にわたり歩走等を楽しみ、健康に暮らせる社会の実現に寄与することを目的とする」
 土木系では日本大学名誉教授の三浦裕二、大阪市立大学教授の角野昇八ら、体育系では東海大学教授の宇佐美彰朗、東京学芸大学助教授の渡辺雅之、が設立者です。予定事業は江戸開府 400年、玉川上水竣工 350年、大和川河道改修 300年、宝歴治水竣工 250年の記念として様々な歩走等事業を企画、開催して市民が主体の学会を目指します。連絡先は市民歩走者学会、電話&FAX=03-5380-8697、です。

(2003.5.1)



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