「東京シティマラソン」実現プロジェクト(1) 
1999〜2002年




26. 「第2回土木の日・東京シティウォーク」 CIVIC SPORTS VOLUNTEER誕生

 「くらしと土木の週間」の11月17日、東京の初冬を飾る風物詩となった標記ウォークを主催し、ウォーキング愛好家とサポートボランティア合わせて五十数名の参加を得た。午前10時から四谷の土木学会にて、宇佐美彰朗氏(東海大学教授・元五輪マラソン3回代表)のウォーキングセミナーと小泉智和氏(前東京都水道局理事・総務部長)の玉川上水ウォーキングガイドを受講し、午前11時から神宮外苑の国立競技場へと歩き始めた。

 メインスタンドでは東京国際女子マラソンのスタートを楽しむ観客に混じり、多種多彩なウェアの女性ランナーに声援を送りながら昼食を済ませた。お目当ての高橋尚子さんが肋骨疲労骨折で棄権したのが残念であった。スタート観戦後は外苑西通りを北に向かい、四谷大木戸跡にある玉川上水記念碑で上水開設の由来と玉川兄弟の功績を偲んだ。ここから羽村の取水口まで約43kmをわずか7ヵ月で開削したと聞いて、工事の速さに驚いた。

 その後、新宿御苑、新宿駅跨線橋から甲州街道を初台へ、渋谷区と世田谷区の玉川上水跡緑道を経て笹塚から代田橋までは姿を見せた上水に見とれる。甲州街の上を横切り、杉並区の上水跡緑道を西に進む途中が玉川上水の真骨頂、自然の水路では絶対にお目にかかれない「武蔵野台地の尾根筋沿いに開削した上水」の様子がよく分かる。環状8号を横切り、久我山当たりで再び顔を見せる上水に沿って三鷹駅に20km歩きのゴールを遂げた。

 昨年第1回は国立競技場から渋谷川、古川に沿って日の出桟橋、芝浦埠頭からレインボー大橋を渡ってお台場にゴールした。来年第3回は千代田区の江戸開府4百年記念行事の一環として江戸城周辺を巡る予定である。今年のサポートボランティア9名はスポーツ系7名にシビック系3名、共に『CIVIC SPORTS ボランティア』のカードを張り付けたディパックを背負った。来年はCIVICなボランティアの頭数を増やしたい。

(2002.12.1)

25.「東京いのちのポータルサイト」設立準備シンポジウムで発表

   8月20日に早稲田大学国際会議場・井深記念大ホールで「東京いのちのポータルサイト設立シンポジウム」が開催され、15のプレゼングループに混じって、「大地震 わが身を救う走り癖〜ランニングシティ東京の実現 を目指して」と題したプレゼンを実施しました。
      5月の「東京シティロードレース2002」の赤いボランティアTシャツを来て、「東京シティ・レス救走り隊」などの5大作戦の展開を披露しま過去の大地震でランナーが救援活動に役だった事例はありませんが、今から準備すれば、首都圏大地震後の救援に間に合うかもしれません。

(2002.9.1)

24.梅雨明け、猛暑の学芸大学内1キロ周回コースに20組が耐久走り!

    7月21日、第1回東京8時間耐久RUNを開催しました。ご存知のスズカサーキット名物、オートバイの8時間耐久レースのランニング版です。
    2人のランナーと2人のピットサポーターの4人1組が、猛暑の東京学芸大学構内周回コースを走り繋ぐ、この世界で始めてのランニング・フェスティバルに 20組のチームが参加しました。飲み屋の常連さん、ご夫婦、走ろう会、ご家族と言った老若男女、走力もビギナーからベテランまでと幅の広いランナーたちでした。障害者のアキレストラッククラブから2組の参加も頂きました。
    コース両側に1列づつ10個のピットを長机と椅子で設営し、各チームはピットで給食給水、ランナー交代を行います。これらをピットサポーターが主導します。ランナーとサポーターが息の合ったハーモニーを奏でました。ピットゾーンの真中をランナーが走りますから、他チームのランナーにも声援を送るようになります。いやいや、実にコミュニケートなランニング風景でした。
 運営は学芸大学の渡辺雅之研究室です。学生アルバイト20人がテントで周回チェックや周回表示、コースサイドで散水、トップチームの自転車先導などを手厚く演じました。最高気温は35度を超えましたが、宇佐美先生と渡辺先生の適切な熱中症対策のお陰で、故障ランナーは出ませんでした。

    上位の完走記録を紹介します。
  第1位 墨東走友会 芹田・藤井チーム 101周回
  第2位  ひとみbR  今村・中沢チーム  89周回
  第3位 チームささ 高田・辻本チーム    85周回

 来年も開催しますで、読者の皆様もぜひ参加を検討下さい。

        東京8時間耐久RUN実行委員会  
                                                 委員長 宇佐美彰朗
                                               副委員長  渡辺  雅之
                                                   委員  谷川  捷宏
                                                   委員 山縣 正彦
                                                   委員 藤田 俊英

(2002.8.1)

23.東京シティロードレース2002、ボランティアの花が満開でした!

    5月19日、「愛」がテーマの10キロロードレースが都心で開催されました。   この大会はサポートボランティア制度を導入し、当日は3百名近いボランティア  が、希望した役割で参加された5千人以上のランナーに「愛」を提供しました。

  私は30名のコース沿道係ボランティアを率いて、障害者と伴走者に声援を送る 役割でした。午前7時から国立競技場でボランティアの受付が始まり、集まった30名を10グループに編成し、メインスタンド下の練習用トラックで声援練習 を済ませて、配置場所の8キロ関門から9キロの慶応病院前に移動しました。
 レースが始まり、ランナーが目の前を通り過ぎて行きます。赤いTシャツのボラ ンティアたちが障害者ランナーたちに声援を送りました。
 11時に8キロ関門が閉鎖になり、普通の車椅子の乗った15歳の澤井雅樹君がバスに収容されかかりました。雅樹君がどうしても国立のゴールまで行きたいと表明し、関門担当役員から雅樹君を預かりました。車椅子の雅樹君を先頭にボランティア30人が続き、そのまま国立競技場のトラックに入り、ゴールを飾ることができました。メインスタンドから握手が湧いて、小さな「愛」を表現できた実感に浸りました。

(2002.6.1)

22.第2回 東京シティマラソン・RUN&WAKLは盛会でした

  お陰様で3月17日は天候にも恵まれまして、参加者と大会スタッフ合わせて2百人を越えました。参加者の皆様には十分な運営対応と言えませんが、来年は今年より少し上手に運営したいと思います。末永く東京シティマラソンにお付き合いを願います。 

  今回は普通の車椅子に乗った女性が2名、10キロを完走されました。埼玉県の越谷から来られた沼田 明美さんが1時間32分20秒、同じく木村晴枝さんが1時間33分26秒とご本人たちも驚くタイムだそうです。万一の事を考慮して、車椅子1台に付き2名の介助ボランティアを配備しました。

    第1回と同様、視覚障害者のランナーも数多く参加され、伴走者共々さわやかな汗を流して皇居ランニングを楽しまれました。

    在日外国人のランニング愛好家を中心とする南蛮連合から10名近い参加を頂きました。お陰で国際色が豊かな催しになりました。国内ではめったに見られない3輪車タイプのベビーカーに乳児を乗せたママさんランナーが1名、やはり外国人は子供のスポーツ教育に親が自ら範を垂れることを実感しました。

  来年の事を言うと鬼が笑いますが、第3回の東京シティマラソンは3月16日に開催します。参加料は据え置いて1人千円です。

(2002.4.1)

21.11月18日 第1回 土木の日・東京シティウォークを開催しました

 毎年11月18日は「土木の日」、今年は東京国際女子マラソンの開催と合致しています。そこで閃きました。「四谷の土木学会を起点、途中で神宮外苑の国立競技場に寄って女子マラソンのスタートを観戦し、歴史的な土木遺跡を見て歩くウォーキングを開催しよう」、話はトントン拍子に進み、土木学会とランニング学会が共催、東京都庁建設局河川部と日本スポーツボランティアアソシエイションが協力、ロックポートジャパンと大塚製薬が協賛することになりました。

  10時から土木学会で宇佐美先生のウォーキングセミナー、11時40分に国立競技場のメインスタンドに着いてお弁当を開き、12時10分に女子マラソンがスタートしました。それから渋谷駅前に出て、渋谷川に沿って東京港の日之出桟橋、芝浦のレインボーブリッジ橋台からプロムナードを渡って、お台場海浜公園駅がゴールでした。合計10マイル。16キロの東京都心ウォークに40名が参加しました。

 やはり、ランニング大会と客層が異なっています。50歳代以上の夫婦カップルウォーカーが9組参加していました。1歳の赤ん坊を連れた若夫婦もベビーカーを押したり、背負ったり、時にはヨチヨチ歩きなど交えて完歩されました。好評に答えて、来年も開催しましょう。

写真左:中間地点の麻布十番、一之橋公園で一斉放水のご馳走を受ける
写真右:ゴール間近、レインボーブリッジプロムナードを渡ってパチリ

(2001.12.1)

20.第1回本州横断・地域連携110キロウルトラ・ランニング開催

 「ランナーの2本脚が本州横断の地域連携軸を体現する」を開会趣旨に掲げ、福井県敦賀市の気比の松原から滋賀県の琵琶湖畔や伊吹山麓、岐阜県の関ヶ原や揖斐川堤防を経て三重県桑名市の七里の渡し跡まで110キロ、日本海と太平洋を繋ぐ参加費3千円の足軽ランニングが開催しました。

 ゴール地点は「桑名の殿様・御台所祭」会場のド真ん中、殿様と奥方が、遠来の足軽ランナーを暖かく迎えました。
 18名が参加、12名が13時間内にゴールイン、入賞者は以下の通りです。

 第1位 城定  睦さん(神奈川県相模原市) 9時間30分
 第2位 土本  勉さん(石川県鳥屋町)    9時間59分
 第3位 鈴木 武広さん(静岡県藤枝市)   11時間20分

75キロ付近を足軽ランニング中の城定さん



19.シドニーの奥地、桜並木と日本庭園を巡るRUN&WALK開催

 オーストラリアで現地のトライアスロンクラブと一緒になってRUN&WALKを開催しました。人口が9千4百人、カウラ市はニューサウスウェルズ州のシドニー西方320kmにある羊毛とワインが名産の美しい町です。第2次世界大戦中、このカウラには連合軍の捕虜収容所が建設され、千人を越す日本人捕虜も収容されていました。戦後、日本人戦没者墓地や日本庭園が建設され、『日豪親善の聖地』と言われるようになりました。

 オーストラリアの盛春、毎年10月第2週の週末に『カウラ桜祭り』が開催されます。戦没者墓地と日本庭園をつなぐ5kmの道筋に植えられた870本余りの満開の豪州桜並木を鑑賞するのみならず、戦没者墓地での日豪戦没者慰霊祭や日本庭園での様々な日本文化の紹介がなされ、カウラ市民と日本人の友好親善を盛り上げる行事となっています。

 今年の桜祭りの初日は10月13日でした。東京ロードランナーズクラブとカウラトライアスロンクラブが協力して、午前10時に日本庭園の入口付近をスタート&ゴールとし、桜並木や収容所跡地を巡るRUN&WALKを開催しました。桜祭りに参加するシドニー在住中の日本人にも手軽に参加できるよう、RUNだけでなくWALKも混在するイベント形式を採用しました。

 9kmの部は27名、4kmの部は70名と合計97名の日豪の老若男女が手製のナンバーカードを胸に付けて参加しました。9kmの部はトライアスロンクラブのアスリーターがすっ飛んだ走りを見せました。4kmの部は歩きっぱなしの高齢者や歩いたり走ったりする子供たちが混在して、日本のジョギング大会とは一味違うRUN&WALKな光景となりました。ゴール後はトライアスロンクラブのメンバーと一時の交流を楽しみ、来年も共催することを誓いました。来年は20kmの部を併設して、日本からの参加者をもっと増やしたいですね。





18.町づくり・走り屋「道楽衆」の番頭さん、渡辺雅之先生の活動特集です
  自らも超長距離を走りウルトラランニングを日本の文化に根付かせます


 東京ロードランナーズクラブの母体は、町づくり・走り屋「道楽衆」でして、メンバーの渡辺雅之が「道楽衆」の番頭として活動を活発にしています。その成果や今後の予定を紹介します。

1.東京学芸大学主催シンポジウム「市民参加の人権教育」

 2月3日に学芸大学で開催され、パネリスト出演した渡辺は「市民参加のマラソンづくりという全く新しい視点から人権教育の可能性を論じています。「町づくり・走り屋「道楽衆」を興して、地域の方々と、ランニングを通じた走る側の視点から見たものを作って、ランニングを通じた地域おこし、あるいはまちづくりというものでいろいろな方々と交流を深めている」

2.天体界道100キロ・にちなんおろちマラソンに招待参加

 「負けるもんか鳥取西部地震」と「別荘地(100坪)+杉木立50本贈呈」で話題を呼んだ鳥取県日野郡日南町の<にちなんおろちマラソン>に町づくり・走り屋「道楽衆」の番頭という肩書きで渡辺が招待参加しました。6月23日の前日、宿泊した民宿で前夜祭が盛り上がったようで、24日の本番は足腰が重くて第2関門の67キロ地点でリタイヤしたそうです。 

3.ウルトラランニング・シンポジウム開催

 東京学芸大学の公開講座としてのシンポジウムで、大学教員として渡辺が企画責任者です。7月28日午後1時から6時まで学芸大学で開催されます。概要を紹介します。
1:10〜3:10 パネルディスカッション「ウルトラランニングを語る」
3:30〜4:30  山西哲朗講演「ヒトはなぜ超長距離をはしるのか」
4:35〜5:55  ウルトラランニング実践Q&Aトーク
  このシンポジウムには、ウルトラランニングの猛者たちが数多く出演されます。

 このように渡辺は、運動生理学の立場から超長距離ランニングを取り組んでいますが、自らも超長距離を体験し、超長距離ランナーたちとの友好を深め、新しい日本のランニング文化を創造しています。



17.第1回「本州横断・地域連携ウルトラ・ランニング」を企画

東京ロードランナーズクラブが伊勢の桑名の秋祭り集団と一緒になって120キロのランニングイベントを起こします。
 時は戦国、信長が、秀吉が、家康が駆け巡った賤ケ岳、小谷城、姉川、関ヶ原の古戦場を、平成IT戦国の世のウルトラランナーが駆け抜ける。
  今年の開催は5年後の中部空港開港記念イベントを目指す第1歩です。実施要項をご紹介します。

スタートは、白砂青松の気比の松原
途中に、決戦関ヶ原のド真ん中を通過
ゴールは、東海道53次の宿場町・桑名の御台所祭り


  第1回 「本州横断・地域連携ウルトラ・ランニング」 実施要綱

開催趣旨:ランナーの二本脚が本州横断の地域連携軸を体現する

主  催:東京ロードランナーズクラブ事務局

開催日時:2001年10月21日(日曜日) 雨天決行

開催場所:福井県敦賀市〜滋賀県長浜市〜岐阜県養老町〜三重県桑名市

大会名称:第1回「本州横断・地域連携ウルトラ・ランニング」

開催種目:120km(男女別、制限時間14時間)

参加資格:100kmを10時間程度で完走可能な18歳以上の男女

開催会場:受  付〜午前4時から、敦賀市気比の松原海水浴場駐車場にて
     スタート〜午前5時0分、敦賀市気比の松原海水浴場駐車場
     ゴール 〜午後7時まで、桑名市九華公園の本多忠勝の銅像

コース順:若狭湾敦賀から琵琶湖、関ヶ原、養老を経て伊勢湾桑名まで、
     賤ケ岳、小谷城、姉川、関ヶ原などの戦国古戦場を巡る一般道路です。
     給水2ヵ所、休息所1ヵ所、途中に給食給水用のコンビニ多数あり。

申込期限:2001年9月30日の消印有効

申込み先:東京ロードランナーズクラブ事務局長 藤田 俊英まで
      〒151-0071 渋谷区本町2−48−2 菅野荘2号
      п蒜ax   03-5304-1806
      Eメール TRENDY.FUJITA.03@a1.mnx.ne.jp

参加料金:3千円(申込用紙を郵送のさい郵便小為替にて同封する)

宿  泊:参加者が各自で手配する。
      問い合せ先〜敦賀市観光案内所    0770-21-8686
           〜桑名市物産観光案内所  0594-21-5416

備  考:本行事は第13回・桑名の殿様御台所祭の併設行事です。



16.東京ロードランナーズクラブが豪州桜祭りランニング・ツァーを企画
★日豪親善の聖地「カウラ」でRUN&WALK、おまけに世界遺産に登録されたブルーマウンテンでのトレッキングも楽しめます★

 豪州の盛春、毎年10月第2週末の土曜日と日曜日に開催されている「カウラ桜祭り」は、日本人戦没者墓地と日本庭園をつなぐ5キロの道筋に植えられた千本の満開桜花を鑑賞するのみならず、日豪戦没者慰霊祭、さまざまな日本文化を紹介しながら、カウラ市民と日本国民のの友好親善を盛り上げるイベントです。

 今回、これらの歴史を偲びつつ、豪州特有の田園地帯をカウラ市民と一緒に走り、歩いてみる、そして日本人戦没者墓地と日本庭園と桜並木を巡った後は、日本庭園内でカウラ市民との交流パーティに参加する、さらに翌日は世界遺産のブルーマウンテンで思い切りトレッキングを楽しむ、これは生涯の想い出に残る楽しい経験になると確信します。ツァーの記念に豪州桜を1本、桜並木に植樹することも出来ます。植えられた桜は、カウラの子供たちがお世話をします。植樹者と子供の名前がペアで彫り込まれた記念碑も桜の前に立ちます。 

       <第1回・豪州桜祭り・RUN&WALKツァーの概要>

1.日程
  10/11  午後8時45分 成田発
  10/12  午前8時05分 シドニー着、専用車でカウラに向かう
                 カウラ・トライアスロンクラブおメンバーと夕食会
  10/13 午前10時 豪州桜祭り・RUN&WALK10キロ開始
                          日本人40人と現地200人のランナーが参加
                 午後   日本庭園にて各種レセプション参加
                 夜        カウラ市主催の歓迎晩餐会
  10/14 午前      戦没者墓地での慰霊祭参加
                 午後     ブルーマウンテンに向かう
  10/15  午前       ブルーマウンテンでトレッキング
                 午後     シドニーへ向かう
  10/16  午前午後    シドニー観光
                 午後10時  シドニー発
  10/17  午前6時    成田着

2.旅行代金  23万円

3.募集人員  40名

4.問い合せ 旅行主催の(株)エスティーエートラベル、岡田まで
               Tel:03−5391−3240
               Fax:03−5391−2273

  というツァーです。ニューサウスウエルズ州政府の国賓並の歓迎が受けられます。
あなたが21世紀にランナーとして生きた証を豪州の地に残しませんか。

      


                                     東京ロードランナーズクラブ・事務局長 藤田 俊英




15.春雨の上がった皇居外苑、第1回東京シティマラソンは百人が春霞む
ランナーが57人、スポーツボランティアが40人、スタッフが3人


 3月18日朝8時、皇居外苑桜田門の時計台周辺は宇佐美先生とスポーツボランティアの方々が、第1回東京シティマラソンの開催準備に取りかかります。1週4980mですから、きちんと5キロ刻みでタイムを計るため距離の計測をして、ポイントを決めて、舗装の上にガムテープを張って行きます。

 ランナーの参加受付は、8時30分から始めました。参加費千円を受け取ってからゼッケンと参加賞の山口祝島の名産ビワ茶飴を手渡します。せっかく止んでいた雨が降り始めます。ボランティアの方が傘を差してくれます。9時半から、宇佐美先生が大会開会式を演出します。競技場の諸注意を伝えて準備完了です。コースに立つ交通誘導員が所定の位置を目指します。

 10時、私の赤いキャップを上げる合図で57人のランナーが走り始めます。いつの間にか雨は上がっています。1週目5キロを18分20秒でトップランナーが通過します。時計台の下では、ランナーのゼッケン番号を記入した350ccの給水ボトルがズラっと並んでいます。これを、通過するランナーに合わせて手渡しするボランティアも飲み終えたボトルを回収するボランティアも大忙しです。

 1周回で終えた方が2名、2周回が4名、・・と時間が経過するにつれて周回するランナーの数は減っていきます。最終のフルマラソン42キロのゴールは男19人、女2人が飾りました。男子優勝は宮下毅さん、2時間34分09秒。女子優勝は小西紀恵さん、3時間37分26秒。辻秀憲さんの4時間36分29秒での完走ゴールが大会終了となりました。

 無事に第1回東京シティマラソンを終えることができました。参加者のランナーとスポーツボランティアの方々に感謝します。来年も、是非開催いたしますので、どうぞご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。

                              東京ロードランナーズクラブ・事務局長 藤田 俊英

  ★
第1回東京シティマラソン結果(PDFファイルです)
    ●男子1(ゼッケンNo72まで) ●男子2(ゼンケンNo.73〜) ●女子



14.東京都の新しい基本構想「東京構想2000〜千客万来の世界都市をめざす」
  に賛同し、多少の役に立ちたいと第1回東京シティ・マラソンを開催いたします。


 NYCマラソンは最初の6年間は、数百人規模でセントラルパークの回りを走っていました。これに習い、皇居回りを千客万来のマラソン大会をめざして共走いたしたいと思います。
 ご自身だけの参加以外に、お仲間の駆けっこ好きな方々の参加も大歓迎です。参加者の氏名と所属をご連絡下さい。フルマラソンが始めて、10キロ位しか走れない、そんな初心者も大歓迎です。東京を自分の脚で千客万来シティにしたい、そんな方々と早春の都心を走りたいと思います。

 〜〜〜〜〜「第1回 東京シティマラソン 実施要綱」〜〜〜〜〜

 開催趣旨:「東京構想2000〜千客万来の世界都市をめざす」に賛同
 開催日時:平成13年3月18日(日)午前9時〜午後4時 雨天決行
 開催場所:東京千代田区皇居外苑・周回歩道(延長は約5`)
      (集合場所、スタート、ゴール地点は桜田門の時計台周辺)
 主催運営:東京ロードランナーズクラブ
      代表:宇佐美彰朗(東海大学教授、元五輪マラソン3回連続代表)
 種目定員:8周回(=40`)、予定参加数 100名
 参加資格:千客万来の東京をめざす18歳以上で1周回以上走れる男女
 参加費 :1000円(ランニング保険、運営緒経費に充当)
 大会進行:午前9時〜午前9時30分 桜田門の時計台にて受付
      午前10時        マラソン・スタート
      午後3時        マラソン終了
      午後4時        散会
 連絡先 :東京ロードランナーズクラブ事務局長 藤田 俊英 まで
      電話&FAX 03−5304−1806
      Eメール   TRENDY.FUJITA.03@a1.mnx.ne.jp



13.来年3月20日、東京国際市民マラソンをデザインします!!

 第13回ランニング学会大会(2001年3月19〜20開催)、二日目のパネルディスカッションのお知らせです。場所は代々木公園のとなり、国立青少年センターです。
 詳細は、http://www.u-gakugei.ac.jp/~watanabe/sr/index.htmlをご覧下さい。

1.テーマは「東京国際市民マラソンをデザインする」というものです。
来年3月20日午前中のプログラム(10:00〜12:00)。その内容は、下記の通りです。全般を藤田が構成演出いたします。

○東京国際市民マラソンとは?
 これまで日本のマラソンはほとんどが官主導です。警察から道路使用許可が出にくい事情もあり、たいていは行政が主催しています。しかし、これでは石原都知事が来年の「東京シティハーフマラソン」を休止しましたように、税金を使う以上財政の如何によっては開催されないことがあります。まして、都心を走るレースは、男女の国際マラソンに限られます。しかし、目を外に向けてみましょう。例えばニューヨークシティマラソンはNYのど真ん中を走らせます。世界中からランナーがやってきます。エリートも市民ランナーも。ロンドンしかり、パリしかり。世界的な大都市には必ず「顔」となるような市民マラソンがあります。何故日本だけ無いのでしょう。
 その分析もさることながら、どうしたら東京で可能となるかを探ることも意義深いことでしょう。官主導ではなく、東京地域を主とする地域的なクラブを作り、そうした民間クラブ(NPOを目指します)を立ち上げ、税金によらず、陸連に頼らず、新聞社を後援に付けず、ボランティアと寄付によってクラブを運営し、都心で国際市民マラソンを開きたい!こんな夢が実現する東京国際市民マラソンをパネルディスカッションでデザインしたいのです。

○パネラーは、
1)学識経験者:日本大学交通土木工学科の三浦教授です。ランナーと道路は不可分の関係にあります。道路を使いこなす観点で、ご高説を賜りたいと思います。皇居回りサーキット自動車レースのお話も参考になります。
2)東京コンベンションビジターズビューロー(TCVB):海外から人を招くことやそのためのイベントを手がける組織です。小竹専務理事が出演されます。この国際市民マラソンに海外から人を招くことを考えてもらいます。
3)東京都庁:労働経済局の木谷部長が出席します。こうしたマラソンが出来るとその経済効果ははかりしれません。労働経済局は産業振興などを担当しています。マラソン作りに側方から応援してくれます。
4)女性市民ランナー:この「東京国際市民マラソン」のモデルは何と言ってもNYCマラソンです。今年のNYに参加した女性ランナーにこのレースの魅力を語ってもらいます。前日の国際フレンドシップランに絣の浴衣姿で参加した青柳さんが登場します。。
5)東京国際市民マラソン推進協議会(仮称)設立準備会:藤田が出演します。東京都の産業振興ビジョンでこの「東京国際市民マラソン」を提案し、実現に向けての長〜い道のりを踏み出したばかりです。
以上の5名です。

○司会者は、ただ今人選中です。

○また、この日の午後にNYロードランナーズクラブの基幹メンバー、ロス氏をアメリカから招待しておりまして、どうやってクラブを運営し、どうやってあれだけの大規模な大会を開催しているのかを伺うことになっています。



12.第31回NYシティマラソン、前日朝の国際フレンドシップランは、世界百カ国の一万人ランナーがマンハッタン路上をパフォーマンス

 11月4日の朝8時、NYはイーストリバーに面した国連本部広場に世界各国から百カ国一万人の市民ランナーが馳せ参じます。NYシティマラソンの本番前日の公式イベント、<国際フレンドシップ・ラン>が賑々しく開催されます。国別に国旗を先頭にした縦長の集団が、ランニング・ファッションの覇権を競います。ランニング・イベントと言うよりファッション・イベントの様相です。

 日本人はおよそ五百人が集まっています。伝統の祭り装束のカラフル法被姿、少し鯔背な半纏姿、色っぽい浴衣姿・・に人気が集まっています。老いも若きも、女も男も、マンハッタンのド真ん中は6番街で、敷島の大和心をランニングと言う運動表現を通してパフォーマンスする興奮に満ち溢れています。

 8時30分過ぎ、セレモニーが終わって、セントラルパーク目指したフレンドシップ・ランが始まります。歩くよりは少し早い、そんなスピードで一万人ランナーのウェイブがマンハッタンを伝わって行きます。沿道には鈴なりのNYな野次馬が声援を送ります。そこかしこで、記念写真を撮影しあっています。色とりどりの国旗が揺れ動いています。

 このフレンドシップ・ランだけで、十二分にNYを堪能できます。米国人は参加できない、海外からNYに来たランナーだけに与えられるランニング大明神の贈り物です。さすが、都市型観光のメッカ、集客都市のNo.1、NYですね〜。東京でも、早く真似しましょう。



11.東京の表玄関は千代田区、日比谷公園にジョギング館

 千代田区町づくり推進公社の<まちづくりサポート>の最終発表会が、9月30日(土)の午後に神田桜館と決定しました。我々<走り屋・ 道楽衆>は、「ジョギングコースがまちづくり千代田を活かす」とのテーマで13万円の助成金を頂いた活動を続けました。その発表メニュー は、国内外事例調査でパース、ボールダー、大井川河川敷を紹介し、区内に新しいジョギングコースとして<日比谷レディース・ファッション コース>を提案し、NHKやMXテレビで取材を受けて放映された映像を流します。

 そして審査員の先生方を前にした5分間プレゼンでは、珠玉の成果である日比谷公園内に設置したい<日比谷ジョギング館>を佐野が披露し ます。皇居周り5キロの集会歩道の走りを楽しむには、特に女性に取って大きな制約があります。着替えて、保管して、汗を流して、メーキャ ップを整える場所がありません。コース近くの銭湯が2箇所あるだけです。なんせ銭湯ですから、脱衣箱が少なく完璧なメーキャップが整えら れません。

 <日比谷ジョギング館>は、千代田に在住在勤在学あるいは観光やビジネスで短期逗留するアスレティック・レディーにとっての最高のジョ ギング支援施設となります。着替えて、衣服などを保管して、汗を流して、メーキャップを整えられる。ジョギング後に一仕事やデートも可能 になります。館内には、可愛いトレーニングルーム、OAコーナー、ケアルームも完備、当然洒落たカフェテリアも設えます。

 そんな施設が日比谷公園に出来る訳がない、それがよく似た事例が同じ都立の代々木公園に鎮座しています。NHK放送センターのお膝元、 かってのホコテン道路に近い織田記念陸上競技場の入り口にあるフィールドハウスがその事例です。内部は男女別に区切られ、200個のロッ カーにシャワールーム、鏡台が備わっています。

 このフィールドハウスの設置は、1990年6月に競技場の無料開放を誓願したランナーたち1530人の署名を都議会に提出したのが発端 です。翌年6月に毎週水曜日の無料開放が都議会で可決されます。利用するランナーの数が増え、フィールドハウスの設置が必要となり、都立 公園事業として整備が決まり、現在の盛況に繋がっています。

 こんな代々木公園のランニング支援施設設置の成功事例を、日比谷公園で再開する。これが、私たち<走り屋・道楽衆>の今年10月からの 活動目的となります。 <日比谷ジョギング館>に世界中のレディースランナーが集い、交流を深め、日本の表玄関日比谷から世界中に最先端 のジョギングファッションを発信する。実に、産業振興・都市観光的な<Yes!TOKYO>の世界が誕生します。



10.東京産業振興ビジョン・シンンポジウム大盛況!

 西新宿の都庁大会議室、ランニング学会と東京商工会議所と東京都が共催した<産業振興ビジョン・シンポジウム>に走り屋・道楽衆が大活躍を演じました。
 藤田は基調講演で<NYシティマラソンの魅力と経済効果>を語り、引き続きパネルディスカッションのコーディネーター役を無事果たしました。
 佐野はパネルディスカッション<東京国際市民マラソン実現>のパネリストを勤め、<千代田区街づくりサポート>からの助成金活動の一環として、「皇居周りジョギングコース」が外国人観光客に与える都市観光的魅力と日比谷公園に<ジョガーズのためのシャワーとロッカーを完備した館>の整備を訴えました。
 渡辺は最後の閉会の挨拶を述べ、以下に示す決議書を読み上げました。

 
[写真左]藤田の基調講演,[写真右]パネルディスカッション


「東京国際市民マラソン推進協議会(仮称)」の設立に向けた決議書

 「21世紀は人類の世紀」と言われています。
 今日ここに集まった私たちは、人間が人間として尊重される21世紀社会を築くために、「東京国際市民マラソン(仮称)」を提案します。
 東京では今、長い経済停滞の後に、街からは活力が、人の心の中からは夢と希望が失われつつあります。
 「東京国際市民マラソン(仮称)」を、新世紀において、この東京を市民の力で再生させていくシンボルとなるイベントにしたいと思います。
 市民マラソンは、老若男女、国籍や職業、障害の有無に関わりなく、誰にでも開かれ、誰もが参加できます。
 あらゆる地域、あらゆる分野からの大勢の出場者、観客を得て実施される「東京国際市民マラソン」は、21世紀における東京再生の最大のきっかけになると思います。
 「東京国際市民マラソン(仮称)」を実現するため、その母体となるNPO「東京国際市民マラソン推進協議会(仮称)」の設立を目指します。
 そのため、本日、東京都庁で開催された、「産業振興ビジョン・シンポジウム=国際マラソンは産業振興の切り札になるか」の参加者の名において、設立準備会の設置を決議します。

   2000年7月21日
       設立準備会発起人
         群馬大学教授      山西 哲郎
         東海大学教授      宇佐美 彰朗
         東京学芸大学助教授   渡辺 雅之
         ランニング学会企画委員 藤田 俊英

 
[写真左]決議書を読む渡辺,[写真右]会場の様子(約150人が参加)



9.ボールダーの都市ブランド戦略、知的創造な河川整備と専用歩道と市民レース

 五月末、「百聞は一見に如かず」とボールダーに赴き、<走りたくなる町、ボールダー!>の魅力をつぶさに見て回った。一見して、一般市民のスポーツへの定着度、成熟度の高さが感じられる。多くの市民がウォーキング、ジョギング、自転車とスポーツやエクササイズを自分のライフスタイルにきちんと定着させています。「育児に忙しくてスポーツなんかできない」と言う日本的一般市民の理由もここボールダーでは通用いたしません。
 生まれたての赤ちゃんを専用三輪車に乗せて、押しながらジョギングを楽しんでいる若夫婦を、専用のヘルメットを被った二人の幼児がスヤスヤ眠るベビーカーをMTBで引っ張る若奥さんが追い抜いて行きます。そんな光景が、ボールダークリークと言う神田川ほどの幅の川に沿う延長約8`の専用歩道(トレイルコース)の各所に充満しています。
 <走りたくなる町、ボールダー!>は、その河川整備にスポーツシティとしての<都市ブランド戦略>を構築しています。フランク・ショーター氏と、彼のスポーツシティな街づくりコンセプトに賛同した地元のボールダー銀行頭取と、二人の情熱はやがて、ボールダー市を巻き込みます。自然の材料の川石だけを利用した河道整備と水際に沿う信号のないトレイルコースが、<走りたくなる町、ボールダー!>の知的創造型ビジネスに携わる市民を魅了し、このライフスタイルに憧れる新たなボールダー市民を全米から募ります。
 五月二十九日の月曜日、米国は戦没者追悼記念日の祭日だ。ボールダーでは四万四千人以上が参加する十`ロードランが開催される。雲一つないコロラド晴れ、七時半から五十六のウェイブにランク分けされた集団が順次スタートを開始する。八時三十六分三十秒に出走した我が集団は走るより歩く人数が多く、小学校入学前の子供が参加する光景は日本では皆無だ。
 市内の目抜き通りを巡る途中、ざっと五十を越すアマチュアバンドが演奏をかき鳴らし景気を煽る。音楽のジャンルの幅広さは、さすが人種の坩堝の米国だと感心しつつ、ゴールのコロラド大学フォルソム競技場に到着する。五万人収容の観客席は、すっかり満員御礼の模様で、十一時から始まる戦没者追悼記念日の軍事式典の開始を待ち望んでいる。



8.走りたくなる町、ボールダー!、人気の秘密は五輪金メダリスト

 昨年九月、東京学芸大学の健康・スポーツ科学学科の有吉教授からボールダー市での体験談をビデオや写真を交えて聞きました。先生はコロラド大学に文部省在外研究員として十ヵ月間も滞在され、世界中から集まるアスリーターやコーチたちと交流を深めました。
 ボールダー市はロッキー山麓にある標高千七百mの美しい大学街、コロラド大学以外に国立大気研究センターなども立地している研究学園都市です。スポーツシティとして全米に知られ、健康雑誌やスポーツ誌からアメリカ人が住んでみたい街No1としてノミネートされているし、アメリカの金融雑誌でも中規模都市ベスト二十の上位にランクされています。
 人口が十万人足らずの田舎街で人気の秘密?それは、七二年ミュンヘン五輪マラソン金メダル、七六年モントリオール五輪銀メダル、福岡国際マラソン四連覇のフランク・ショーター氏でした。氏は標高千五百m以上の室内トラックが唯一コロラド大学にあるのを見越し、七十年冬からボールダーに乗り込みました。以来、今日の高地トレーニングの世界的拠点、あるいはスポーツシティ・ボールダーの街づくりの発展に大きな功績を果たし続けています。



7.東京シティマラソン実現の経済的意義をランニング学会で研究発表

 3月19日、東京代々木の国立五輪記念青少年総合センターで第12回ランニング学会大会が開催されました。「市民マラソン大会が都市観光政策に与えるソフトパワーの考察〜東京イメージアップ作戦への適用可能性〜」と題した一般研究発表をしました。今年で6年連続の一般研究発表です。ランニング学会で、このような社会経済学的なアプローチの研究は極めて珍しく、参加者はあまり関心を向けません。
 
         ◇        ◇        ◇
 第1幕:先進都市は「都市観光」を振興する!
     昨年、建設省と運輸省が「都市観光を創る会」を設立しました。
 第2幕:東京商工会議所が「都市観光」提言!
     活力ある東京の実現に向け、都市が持つインフラを都市観光化する。
 第3幕:NYシティマラソンは都市観光の鏡!
     3万人ランナーと300万人の応援、ソフトパワー満載100億円。
 第4幕:産業振興ビジョン都市観光マラソン!
     都庁産業政策室の政策提案[14]に選ばれた東京チャレンジマラソン。
 第5幕:イメージアップ作戦は市民マラソン!
     山西先生の言葉から、市民ランナーの感性が社会を変える可能性を紹介。
         ◇        ◇        ◇
 午前中のキーノートレクチャーで、神奈川マラソンのレースプロデューサー、三島啓三氏が「走る文化を演出するNYシティマラソン」を語っていました。昨年の第30回大会は、経済効果120億円との事、参加者の7割が大学卒以上、大会優勝者とレースディレクターが翌朝のNY証券取引所の取引開始のベルを鳴らすなど、市民ランナーがまさしく、アメリカ文化を、NY経済を牽引している、そんなNYです。



6.NHKテレビのニュース番組に「走り屋・道楽衆」が初陣を飾る

 3月22日午後6時からの1都6県向け「首都圏ネットワーク」、翌日午前6時からの全国版「おはよう日本」に「東京からの話題」コーナーで、10日の夜の取材の様子が放映されました。役割は、東京千代田区の人工減少対策として、街づくり推進公社のユニークな助成制度を紹介する幕開けを飾る凛々しい姿を見せることでした。
 「皇居周辺を走るこのグループ、13万円の助成を受けて、周辺コースをもっと利用しやすい工夫をして、ランナーたちが集う活気ある街にしたいと考えています・・」のナレーションが流れ、佐野がわずかな一団を率いた相当に遅い走りを披露しています。走り終わって、千鳥が渕公園でアンケートに畏まって答えています。その後、藤田のインタビューがアっと言う間に終わり、公社の小藤田課長に画面が変わりました。引き続き30万円の助成金獲得グループの話題に話が進んでいました。



5.シティマラソンも視野に、東京ロードランナーズクラブを併設

 大きな事を言って、小さな力しかありません。そんなことは、百も承知の「走り屋・道楽衆」です。新世紀の東京の産業振興の苗となる「皇居回りジョギングコースがまちづくり千代田を活かす」と「東京チャレンジ・国際市民マラソン」の双方二股を駆けるため、グループ名も、「東京ロードランナーズクラブ&走り屋・道楽衆」と大それた飛躍をしました。 このホームページは活動の第一歩、起業家の卵の國弘が作ります。



4.広報東京都の元旦号、NYシティマラソンの写真付き

 広報「東京都」のミレニアム元旦号、一面は石原都知事の新年挨拶をカラー印刷が飾る。その裏の二面下半分、チャレンジプロジェクトの「中間のまとめ」が紹介されました。ここにも、NYシティマラソンの白黒写真が登場しています。応募133件から「中間のまとめ」に18件がケース・スタディーされ、六百万部とも言われる発行数の広報「東京都」に写真が登場したのは、走り屋・道楽衆の「東京チャレンジ・国際市民マラソン」でした。
  広報「東京都」(2000年1月号)に掲載された「中間のまとめ」の紹介



3.臨海副都心のファッションタウン、走り屋・道楽衆がパネリスト

 石原都知事が都庁を改革中。昨年八月から、産業政策室がホームページで「チャレンジプロジェクト」と呼ぶ政策提案の公募を開始しました。十一月末までに応募した三件の内、No.58の「東京チャレンジ・国際市民マラソンにより観光都市世界一を目指す」が産業政策室の目に止まり、報告書「中間のまとめ」に見開き二ページ、NYシティマラソンのカラー写真付きで掲載されました。
 12月1日、臨海副都心のファッションタウンビルで「中間総括・都民大集会」が開催され、六名のパネリストの中に藤田が入りました。NYシティマラソンの様子をOHPで写しながら、「世界の一流先進都市は、目抜き通りを市民ランナーが走れる都市観光型マラソンを開催しています。日本の首都、東京でもやりましょう」と走談しました。
  「中間のまとめ」



2.神田のさくら館、走り屋・道楽衆が勝ち残り

 千代田区街づくり推進公社が、千代田を中心とした創造的なまちづくり活動に対し助成をする制度があり、三人の夢を実現させようと応募しました。グループを「まちづくり走り屋・道楽衆」と命名し、三十代のランナー三名を戦力補強しました。99年10月30日、神田さくら館7階で七人の審査員を前にした藤田と佐野の熱演が実り、十三万円の助成を獲得しました。
 「ジョギングコースがまちづくり千代田を活かす」をテーマに、「時は今、ミレニアムを迎え、四百年前の関ケ原の合戦を偲びます。家康はスポーツマンで高齢社会の男の鏡だ。皇居周回コースを、千代さんランナーで日夜問わずに大賑わいする。これが我々の走り屋道楽なんです」と絶叫します。女性審査員の心に響き、助成に繋がりました。
  千代田区まちづくり   発表パネル

  審査会の様子   審査会の報告



1.江戸は千代田のお濠端、走り屋・道楽衆が鉢合わせ

 世界一安全安心にジョギングが愉しめる皇居周回コースが三人の東京ランナーに出会いを与えました。土木技術者の藤田と建築デザイナーの佐野とスポーツ生理学者の渡辺と、お互いのランニングDNAが共鳴し合い、夢を語ります。
「土木と体育学は、人類発生と同時に現れたアウトドアな学問とちゃうか」
「時速十キロのランナーの視点が、これからの先進的都市景観を創造する」
「可能な限り心理的限界を生理的限界まで上げるのが精神力、根性と言う」



●関連サイト
千代田区街づくり推進公社:http://www2.odn.ne.jp/citystation/
東京都産業政策室 :http://sangyo.iri.metro.tokyo.jp/




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