土方歳三と樋口一葉が艶姿“鬼あし”プロジェクト
(2009年6月)

2009年6月30日 (火) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横毅機〆仍亜鬼あし一門会
 まあ、一葉さん、ご隠居の云う通り、世の中は上っ面の奇麗事だけじゃ、上手く行かねえやな、芭蕉さん、てぇ方は、今じゃ俳聖とかで、崇め立てられちゃぁいるが、深川の芭蕉庵に棲んでる時にゃぁ、周りは夜鷹に船饅頭の風俗ビジネスに従事する女ばかり、上っ面の奇麗事だけを詠んだ俳句、なんてぇのは、面白くも悲しくも何ともねえ、そんな屁みたいな俳句を習おう、ってぇ訳にはならねえ、さあ、そこでお立会いだ!一葉さんよ。

2009年6月29日 (月) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横毅粥ヽС據鬼あし一門会
 へえ!だんだん分かって来たね、一葉さん、まあ、この調子なら、あと2〜3年で、あんたの悲願、紫さんの源氏物語に匹敵する、一葉の吉原物語が完成するぜ。この日本てぇ国はさ、時代がどんなに変わっても、皆がやる事なす事は、変わっちゃぁいねえ、日本以外の国なら、絶対にできない事を、いとも簡単にやっちまう御仁が出て、今までの常識をがらっと蛙じゃなく、変える、そりゃぁ、外国の方が仰天した!って云うぜ。仏教の世界じゃ、僧侶が肉食妻帯、そんな国の不易流行を、芭蕉さんは考え抜いたのよ。

2009年6月27日 (土) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横毅魁^賤奸鬼あし一門会 
 なるほどね、手前のブランド価値を上げるかぁ、でね、思い出したんだけど、例の有名な芭蕉さんの一句、ふるいけや かわずとびこむ みずのおと、確か、ふるいけは、古池じゃなく、婦る池、で、みずのおとは、水の音じゃなく、蜜の音だって、鬼あしのご隠居が云ってたじゃん、この説に、今までの不易流行の噺を被せると、不易=古池や 蛙飛び込む 水の音、流行=婦る池や 交わず飛び込む 蜜の音、かぁ、そうか、ご隠居の云う事が分かって来たよ。

2009年6月26日 (金) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横毅押〆仍亜鬼あし一門会
 まま、鬼あしのご隠居、確かに水商売の女性に取ちゃぁ、不易より、二枚目で懐の豊かなお客と、しっぽり濡れる、つまりは婦液に塗れて、気をやって、商売に繋がる富益が、ありがてえやな。でもって、大事な事は、その婦液がしっぽり、富益ががっぽり、これには、営業努力が必要だ!ってぇのが、あっしの考える不易と流行じゃないか、つまり、流行は営業努力がもたらす、人気が出る、ご贔屓が付く、でもって、手前のブランド価値が上がる、って算段さ。

2009年6月24日 (水) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横毅院ヽС據鬼あし一門会
 まあ、一葉さん、陰と陽、凹と凸、プラスとマイナス、女と男と来て、不易と流行だ。おまけに、この不易流行を説いた相手にゃ、深川は岡場所の夜鷹や船饅頭のお姉さんたち、もいた。今の高尚な俳聖、芭蕉のイメージに全く合わない、深川のご贔屓さんにも、分かる意味合いも、芭蕉さんは不易流行に含んだ、ってぇ訳だ。となると、不易は、婦駅にも、婦腋にも、婦役にも、富益にもなる。まあ、岡場所のご婦人にゃ、婦腋か富益がありがてえやな。

2009年6月23日 (火) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横毅亜^賤奸鬼あし一門会 
 あ〜あ、やんなっちゃうわね、永遠の乙女の一葉さんに、女の乳房に男の一物、おまけに筮竹と来ちゃう、まあ、あたしゃ、体は乙女だけど、耳は年増の乳母桜だから、土方歳三さんと比べりゃ、多少は易経とかにも蘊蓄は語れるけど、結局、芭蕉さんの不易流行は、易経の原理、ほら、陰と陽の消長で物事が組み立てられる、その陰陽で考えりゃぁ、女が陰で、男が陽か、もっとも、女が凹で、男が凸、って考えたほうが分かり易いけどさ。

2009年6月22日 (月) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横苅后〆仍亜鬼あし一門会
 へえ!ってぇ事は、鬼あしのご隠居!早い噺が、不易=花房に吸い付くトカゲ、を筮竹え占う?かよ。まあ、あっしの経験から云うと、こりゃぁ、花房に替わって女の乳房、トカゲに替わって表面がぬめってきらきら輝く男の一物、それに筮竹が占う、と考えたほうが分かり易い、でもさ、筮竹?ってぇのが、やっかいだぜ、まあ、この筮竹の謎は一葉さんに任せたぜ。

2009年6月21日 (日) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横苅検ヽС據鬼あし一門会
 そうか、夜鷹の厚化粧と、とかげが似てる、か、でもさ、一葉さん、あたしゃ、前からくどいぐらいに云ってるが、芭蕉さんが不易流行の境地に至った、のは、あの深川の芭蕉庵に棲んだ晩年の頃さ。で、門人の中に、夜鷹を初めとする、夜の女も多かった。そこで、不易の不さ、不って云うと、不=not、だけじゃないのさ、不=英、花房、ハナブサ、はなぶさ、が象形文字の由来さ。 

2009年6月19日 (金) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横苅掘^賤奸鬼あし一門会 
 まあ、嫌だ、あたしゃ江戸っ子、東京は本郷育ちだから、とかげは見た事があるけど、いもりは、見た事がないわ。近所の腕白坊主たちが、夏の真っ盛りに、とかげを捕まえちゃ、尻尾を切って、その尻尾が動くのを、喜んで見ていた。でもさ、とかげ、って綺麗よね、お天道様が当たった皮膚の表面がキラキラ輝きながら色が変わる、でその、皮膚が湿っぽいの、いま思い出すと、あれって、妙に色っぽい、確かに、昼と夜の違いはあるけど、夜鷹の厚化粧と似てる、わね。

2009年6月18日 (木) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横苅供〆仍亜鬼あし一門会
 まあ、鬼あしのご隠居に、不易の噺を聞いた、あっしがお門違いだったね。この易と、似てるのが、変化の変さ。でね、易が分かる事は、変と易の違いを識る事さ。易にあって、変にない意味が、「筮竹で占う、それと、一葉さんお嫌いなとかげとやもり」さ、さあ、ご隠居じゃない一葉さん、この意味に「不」が付いた、筮竹で占わない、とかげといもりがいない、この不易を一体全体、どう思う、深川の夜鷹の身になって考えちゃぁくれねえか?

2009年6月17日 (水) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横苅機ヽС據鬼あし一門会
 まま、一葉さん、そんなに色っぽく話さなくても、しかし、まあ、ご隠居ぉ?ってえ、女の鼻声、は、妙に男心を擽るわさ、なあ、一葉さんよ。あなたには、こう云っちゃぁ何だが、意外と、色事の素質ってぇモンがありなさるよ、ほらほら、その澄ました怒り顔なんか、そそられるよ、年甲斐もなく。でね、あたしゃ河内の生まれ、江戸っ子と似たような、権力に媚びない、長いものに巻かれない気性が多い処で育ったが、残念ながら、野暮ったいんだな、する事なす事が、江戸に比べると。

2009年6月16日 (火) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横苅粥^賤奸鬼あし一門会 
 おやおや、なんですかい、土方歳三さん、お止しよ、その似合わない“浪速言葉”は、あたしゃ、何が嫌いだ、ってぇ、男の浪速弁ほど、じれったい、野暮ったい、回りくどい、嫌な言葉さ、まあ、何たって、東男に京女、男は江戸っ子、気風の好さよ。でもさ、そんな、江戸っ子、流行好きの典型が、ここは一番、変わらない、変えちゃいけない、ってぇ処、そうさ、江戸っ子の不易、そいつが、権力に阿らない、長いものに巻かれない、そうでしょ、鬼あしのご隠居ぉ?

2009年6月15日 (月) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横苅魁〆仍亜鬼あし一門会
 鬼あしのご隠居、ごもっともな噺よ、まあ、流行がVogue、ってぇのは、和英辞書を引きゃ、子供でも分かる、ところがどうだ、この「不易」てぇ奴は、簡単じゃない、まず持って、日本語の「易」がなんのこっちゃ、わて、ほんまに、よぅ〜いわんわ!ほんま、ほんまに、やっかいな、言葉、でんねん、街角の易者に、聞いてみなはれ、ってんで、一門会さん、あんたの出番、ってぇ訳さ。

2009年6月14日 (日) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横苅押ヽС據鬼あし一門会
 そうか、確かに一葉さんの云う通りだ、芭蕉さん、って云やぁ、詠んだ俳句の最高の境地が“不易と流行”、昔々、高校の授業で、それらしい解説をならったけど、そうか、不易と流行、なるほど、やっとこさ、この歳になって、芭蕉さんの境地の万分の一、ってぇもん、が分かったぜ。こいつぁよ!日本語で考えると、迷うのさ、英語で感じりゃ好いんだ、でもって、流行はVogue、不易が、やっかいだね、土方歳三さんよ。

2009年6月13日 (土) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横苅院^賤奸鬼あし一門会 
 まあ、単純と云うか、純粋と云うか、垢抜けしていない、オボコい、青年集団、ただし、臭い男たちだったと思うけど、人気者になって女を抱く、そんなのが、ねぇ、ご隠居、“Do Vogue”なの、おっかしいわよ!だって、今まで、さんざん芭蕉さんの噺をしていて、そこに、Do Vogue、が出てくりゃ、当然、話題は“不易と流行”、芭蕉さんの俳句の最高の境地に、移っていくはずなのに、試衛館の臭い男の噺なんだもの。

2009年6月12日 (金) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横苅亜〆仍亜鬼あし一門会
 よっ!鬼あしのご隠居!来たね、“Do Vogue!”、かぁ、いやいや、懐かしい!いえね、この歳三さんも、この“Vogue”って言葉、大好きなんだ、な!一葉さんよ。だって、そうだろ、日本語で「流行、はやり、人気物」って意味、まあ、江戸っ子なら、誰でも憧れる言葉さ、あの、近藤さんもそうだったし、試衛館でくすぶっていた頃の、山南さん、原田さん、永倉さん・・、ろくなモノしか喰っちゃいねえが、京の都で、「流行を創って、人気物になって、好い女を抱く」、そんな夢ばっかし、見ちゃいたが。

2009年6月11日 (木) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横械后ヽС據鬼あし一門会
 そりゃ〜そうさ、江戸ってぇ処は、頭の中は空っぽでも、とにかく、威勢と気風が好いのが信条、こいつぁ、男も女も同じでぇ、まあ、ついでに云うと、威勢と気風の次が、色好み、古今東西、男と女の色の世界に道を究めた、なんてぇ、お人が持て囃された、不思議な処さ。でね、こう云った風潮、文化って云っても好いか、の兆しを流行らせたのが、あの芭蕉さんよ。まあ、英語で云うと、流行を造る、“Do Vogue”ってぇ訳さ。

2009年6月10日 (水) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横械検^賤奸鬼あし一門会
 おっとっと、土方歳三さん、間違ってるよ。男と女の間は切った張ったじゃなく、惚れた晴れた、でしょ。まあ、この一葉も、江戸っ子の端くれ、内幸町生まれの本郷育ち、山の手の番町麹町の旗本の奥方やお姫様の、ざーます、言葉よりは、威勢の好い、気風の好い、ベランメ〜口調が、実はピッタリ、てぇ、やんちゃ娘なのさ。そんな、やんちゃ娘同士が集まって、古今調の短歌を詠む、てぇのは、ないや、やっぱり五七五の俳句もどきさ。

2009年6月8日 (月) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横械掘〆仍亜鬼あし一門会
 へ!そうすかい、色恋の香りが匂いますかい、でもさ、ご隠居、あんたぁ〜、鼻は、鈍いよ。まあ、何て云うか、そうさな、云わせてもらえゃ、匂い音痴!って処かな。とにかく、ご隠居は、喰うのもそうだが、味には頓着がない、ってぇ云うより、味覚がない、だから、メシを一緒に喰っても、酒を飲んでも、味がどうだ、こうだ、ってな、事は、一切話題にゃぁ、登らねえや、で、とどのつまりが、女と男が切った張った、の噺、って按配さ。

2009年6月5日 (金) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横械供ヽС據鬼あし一門会
 ん〜ん、ここん処、一葉さんの口っぷりが、やたらベランメ〜調に、なっちゃぁござんせんか、まあ、あんたの顔立ちからすると、ベランメ〜の方が似合っちゃぁいるがね。でね、あたしが、この数年、東京“名物”マラソンだ、東京トレイルだ、東京レディースだ、夜景トレイルだ、とかって、市民ランナーさんに参加してもらっちゃぁ、隅田川のほとり、両国、本所、清澄、深川、越中島、石川島、佃、月島を観光案内している内に、何か、匂って来るのさ、色濃いの香り、ってぇ奴が。

2009年6月4日 (木) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横械機^賤奸鬼あし一門会 
 おやおや、云ってくれるわね、土方歳三さん、あなたが多摩のドン百姓の生まれなら、あたしゃ、内幸町の貧乏な南町奉行所役人の長屋生まれ、まあ、生まれて育った境遇は、たいした差はござんせん。違うのは、回りの方々のインテリジェンス、知的能力かな。確かに、子供の頃は、和歌じゃなく、俳句まがいの五七七を詠んじゃ、女の子同士で遊んでた。そんな時、周りの大人から、俳句にゃ松尾芭蕉ってぇ、偉え先生が、元禄時代の深川に棲んでてた、そんな噺を聞いたわさ。

2009年6月3日 (水) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横械粥〆仍亜鬼あし一門会
 おっと、あっしも知ってるぜ、その正岡子規さん、てぇお方はさ。まあ、ここにいる一葉さんは、平安朝の優美な和歌を詠みやぁ、天下一品のお人だが、こちとら、平安朝なんてぇのには、からっきし縁のない、多摩のドン百姓育ちだ、詠むモノってぇ云やぁ、お寺の念仏か、しゃれ込んだ俳句、てぇこった。でね、俳句を齧ると、やっぱり、俳句の聖人てぇ謂れの芭蕉さんに、行き着く!ってぇ訳で、深川の芭蕉庵に辿り着く、ってぇ按配さ。

2009年6月2日 (火) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
癸横械魁ヽС據鬼あし一門会
 まあ、おぼこ娘の一葉さんに、色っぽさをねだる、ってのは野暮な噺なんだが、似たような境遇のお方が、ほら、この秋から、日本の国営放送が放送する準大河ドラマの“坂の上の雲”、その主人公は二人、正岡子規さんと秋山真之さん、でね、ご存知のように、子規さん、って云うお方は、明治の文学界にある種の改革を成し遂げたんだ、だがね、この子規さんも、世間じゃ女を識らずに、夭折された、のさ。

2009年6月1日 (月) 鬼あしプロジェクト!第二幕“土方歳三の色恋道中”
232 一葉@鬼あし一門会
 へえ、そうですかい、たちの悪い女に騙される男、ってぇ奴は、腕っ節は立つが、腑抜けのアンポンタンってぇ事なの。でもさ、男を識らない、あたしが云うのも、何だけど、腕っ節の立つ、イケメン男を騙まくらかす、そんな女冥利、ってぇ思いを味わってみたかった、まあ、そんな味わいが、あたしの文学をさ、もっと、色っぽい味に仕立て上げたろうね。