「土方歳三と千姫・一葉が日刊鬼あし名走談」
(2008年2月)

2008年2月29日 (金) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸坑押ゝ瓦△掘in 四ツ谷外濠公園
そう、それ!土方歳三さんが云う、鼻緒の結び目が切れにくい、歩き方、足運び、ってのが、鬼あし歳三、にも、小股の切れ上がった粋な女、にも繋がる、日本人が連綿と伝え続けた、粋で鯔瀬なフットワークなのさ。ところが、普段の暮らし方が、メリケン風になってさ、伝統のフットワークが仕えない、方々が、ここ最近やたら、増えてきている。
まあ、この足運び、一言で云うと、つま先から着地しない、って事なんだ。つま先から着地すると、下駄や草履、草鞋の場合、鼻緒の結び目に、体重が集中して掛かる、だから、結び目が切れ易くなる、って按配さ。だったら、つま先から着地しないようにする、には、どうすれば良いか、簡単な噺よ、足の前送り、空中動作で、つま先を上げる、のよ。

2008年2月28日 (木) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸坑院〆仍亜in 小石川柳町
 へえ、そうですかい、一葉さんも、履物の鼻緒の結び目が切れるのに、苦労した、って訳ですかい。まあ、あっしもさ、東映の時代劇じゃないが、道端で、結び目が切れて、途方に暮れている女には、何回も巡り会った。でね、フェミニスト歳三さんは、女が困っているのを、見逃す訳にはいかない、ってね、腰の手ぬぐいを裂いて、挿げ替えてあげたさ。
 あれれ、鬼あしの家元、何をニヤニヤ、またまた、あっしの噺を、あまり先回りしちゃいけないよ。そうさ、家元が勘ぐってるように、そんな女と懇ろになった、美味しい逢瀬もあったさ。まあ、そんな事より、鬼あし一門会で大事なのは、切れ易い鼻緒の結び目を、切れ難くする足運び、ってのが、司馬遼太郎さんが、紹介した鬼あしに繋がる、って事さ。

2008年2月27日 (水) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸坑院^賤奸in 下谷龍泉寺
 確かに、豊田佐吉さんが云う通り、草鞋履きで、今みたいな舗装路じゃない凹凸のある土の地面を歩くと、足の指が、活発になって土を噛むような動きをするのよ。でね、日本の昔の履物、下駄とか草履とか草鞋ってのは、全部、鼻緒が付いていて、足の親指と人差指、あれ、足も人差指かな、とにかく、足の指2本で鼻緒の結びを挟んで、歩くのよ。
 それで、鼻緒の結び目ってのは、やたら、切れやすいのよ。ほら、家元がよく見た昔の東映の時代劇で、娘さんが鼻緒の結び目を切らして、途方に暮れているのを、二枚目の鯔瀬な若者が、自分の手ぬぐいを裂いて、挿げ直す、ってな場面があったじゃない。ああ云う粋な振る舞いは、今じゃ目にしないけど、切れ易い結び目には、ほんに苦労したわ。

2008年2月26日 (火) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸坑亜〆患函in 浅草千束村
 そうか、鬼あしの家元は、下駄に草履は履いたことがあるけど、草鞋は経験がない。まあ、家元があたし、豊田佐吉をテーマにした最初のご縁は、あたしの子供向け偉人伝は「豊田佐吉」の始めのエピーソード、だったよな。故郷の尋常小学校を卒業し、弱かった体を強くしたい、と一念発起、湖西の鷲津から岡崎の岩津天神まで十里を歩いた噺さ。
 まあ、この噺って、実際は嘘っぱちで、ここじゃ詳しく話さないが、二十歳の頃、幼馴染の五郎作と、歩いて東京へ行って、京浜界隈の、近代工場を見て回ったのが、あたしの鬼あし、草鞋旅だったね。今、思い出すと、足が元気な時は、確かに、街道を足で噛むようにして歩く、そんな足運びができていた。草鞋履きだと、地面を足の指で噛めるのさ。

2008年2月22日 (金) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸牽后ゝ瓦△掘in 四ツ谷外濠公園
 おっと、それはないぜ、土方歳三さんよ、その司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」の下りを、あたしは、二十代の半ばに目にして、それ以降は、鬼あしが、気になって、気になって、とうとう、歳の五十を越えて、一念発起で大成建設を退社し、鬼あし、のブランディングを始めたのさ。でね、気になるのが、とっとと街道を足で噛むようにして歩く、なのさ。
 まあ、当時の事だ、街道は砂や土のままで、石ころや馬糞が転がっている、土方歳三さんはわらじ履き、まさか、裸足じゃねえやな。そのわらじ履きの足が、砂や土の街道を噛む、ってのは、どうゆう様なのか、残念ながら、あたしは、昭和の戦後生まれ、下駄や草履を履いて土の上、砂の上は歩いたことがあるけど、わらじを足にした事はないのさ。

2008年2月21日 (木) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸牽検〆仍亜in 小石川柳町
 こいつぁ、驚いたね、そうか、一葉さんのオヤジさんが、ニヤニヤしながら、教えてくれた、小股ってのは、脚の親指と中指の間、つまりは、下駄や草履の鼻緒を挟む部分だろうね。でね、これ以外のカラダの部分も小股って云うそうだが、ここじゃぁ、小股=足の親指と中指の間、としようぜ。で、次は、切れ上がる、って表現が、悩ましげ、なんだな。
  さあ、切れ上がる、を解く鍵は、司馬遼太郎さんが、あっしの鬼あしを、語ってる“燃えよ剣”の下りの中に隠れているのさ。歳の鬼あし。といえば、日野宿かいわいで歳三の少年時代を知る者なら、だれでも知っている。この男の足は鬼のように速い。(中略) 歩きだすとむっつりとだまり、眼ばかりぎょろぎょろ光らせ、独特の無愛想づらで、とっとと街道を足で噛むようにして歩いてゆく。

2008年2月20日 (水) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸牽掘^賤奸in 下谷龍泉寺
 また、噺が飛んで、ええ、今度は、本物の股の噺に、小股の切れ上がった粋な女が、話題になって、とどのつまりが、豊田佐吉さんの二番目の奥方、浅子さんは上げマンだった、って訳か。確かに、あたしが子供の頃、江戸の女は色浅黒く、小股の切れ上がった好い女、一方、鯔背って云う、勇み肌の粋な若者が、江戸の色男を言い表した、言葉よね。
 でね、子供の頃、仲間同士で、小股の切れ上がった、って云う、小股が、カラダの何処なのか、話題になった事があってね、結局、子供同士じゃ答えが出なくて、家に帰って、父母に聞く、って事になったんだけど、母親に聞くとね、子供がそんな事、気にするんじゃない、って叱られたよ、で、内緒で父親に聞くと、ニヤニヤしながら、教えてくれた。

2008年2月19日 (火) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸牽供〆患函in 浅草千束村
 おっとっと、鬼あしのご隠居、それそれ、その小股のなんとか、ってのは、私も、憧れていましたね。いえね、故郷の遠州は湖西にいる時から聞かされていましたよ、江戸の女は、昔から、色浅黒く、小股の切れ上がった粋な女、ってね。それで、青年の頃、東京に来て、さんざん悩んだのが、一体全体、小股って、女の人の体のどこなのかな、って?
 でね、周りの人たちに聞くと、云うことが、それぞれ違う、のさ。まあ、私は、これ以上は、云いませんが、色浅黒く、の方が、ほら、豊田佐吉にとっては、ラッキー!って事で、つまり、2度目に来た女房の名前が浅子、この浅子と云う名前を、最初に聞いた時、色浅黒くの浅、が、頭に浮かんでね、こいつぁ、好い女に違いない、って確信したね。

2008年2月18日 (月) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸牽機ゝ瓦△掘in 四ツ谷外濠公園
 そうか、土方歳三さんと篤姫様は年の頃は1歳違い、で、篤姫様が徳川家、江戸城の大奥に輿入れしたのが、二十歳の娘盛り、美人の誉れが高かった、となると、江戸の衆目を集めた、って訳ですね。おまけに、江戸から遠く離れた、九州は薩摩の出身、江戸中がミステリアスでトロピカルな花嫁に興味を持って、空前の薩摩ブームが沸き起こったか。
 で、目ざとい歳三さんは、この薩摩ブームに便乗し、商品の石田散薬に、篤姫ブランド、ブランディングを仕込んだ、って事ですね。ところが、篤姫印の打身挫き薬じゃ、ブランドにも何にもなりゃぁしない。美人の篤姫様を担いだブランドじゃ、売り込む先は、江戸の女たち、色浅黒く、小股の切れ上がった好い女をセグメンテイションした、って訳さ。

2008年2月16日 (土) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸牽粥〆仍亜in 小石川柳町
へえ、こいつぁ、凄いや。まあ、つくづく、思うのだが、一葉さんもあっしも、もう少し長生きしてりゃぁ、随分と、世の中変わった事だろうに、しかし、一葉さんの徳川物語が完成してりゃぁ、その主人公は、やっぱり、慶喜さん、いや違う、家茂さんかな、となると、この土方歳三の出番は、一体全体どんな様子になったのか、興味津々だわね。
 確か、今、大河物語で話題の篤姫様は、年の頃は、あっしより、1歳年下さ、なんでも、徳川家に輿入れしたのが、あっしが21歳の頃で、まあ、当時、関八州を薬箱を担いで、行商中に何回となく、その噂を聞いたものさ。それでね、あっしの悪い癖さ、篤姫様の美貌を、この目で見たいと、ほら伝通院の寺侍の束ね役に、たんまりと媚薬を掴ませたよ。

2008年2月15日 (金) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸牽魁^賤奸in 下谷龍泉寺
 そうだったわね、豊田佐吉さん、確かにマーケット・セグメンテイションと付加価値ってのは戯作者、モノ書きの世界にも重要、と云うより、メシの種なのさ。自分の書く想像、浮きし世の人間模様を、どこのどなたに読んで頂くか、これを、キチっと考えていないと、いくら、テーマがどうだ、文体がこうだ、って云ったって、誰も読んじゃくれない。
 まあ、あたしは、死ぬまでに、紫式部の源氏物語を超える、樋口一葉の徳川物語を書きたい、って頭の隅に置いていたのさ、だから、江戸城は大奥が気に掛かってね。やっぱり、15代将軍の中で、源氏を越える舞台設定は、13代の家定、14代の家茂、15代の慶喜の3将軍に、篤姫と和宮が絡む頃よね、で、その中に土方歳三も、登場するのよ。

2008年2月14日 (木) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸牽押〆患函in 浅草千束村
 うん、鬼あしのご隠居、その付加価値とマーケット・セグメンテイション、この二つが大事だって事に、あたしが気付いたのも、浅子のお陰なんだが、この二つ、大事な事に気付いても、実際に、どう扱うか、ってのは、そりゃぁ、厄介な代物よ。まあ、あたしの場合は、たまたま、東京の浅草は外千束村で、一葉さんから、聞いてた噺がヒントになった。
 でね、感心するのは、さすがに新撰組の副長を張った土方歳三さんだ、今、天下の国営放送、もっとも、あたしは、放送料金なんて、びた一文払った事がないよ、NHKが大金叩いて、ごてごて飾り立てる、放送中の大河ドラマは、ええ、何ですかい、松姫、初姫、じゃなかた篤姫、薩摩藩から大奥に輿入れした、高貴な婦人がご贔屓だったのですかい。

2008年2月13日 (水) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸牽院ゝ瓦△掘in 四ツ谷外濠公園
 へえ、さすが、土方歳三さんだ、鬼あしブランドで、効かない薬を高く売った、のですかい。となると、どこのどなたが、効かない薬の何を期待して、高く買った、のか、興味津々ですねえ。まあ、鰯の頭も信心で薬になる、って噺だから、この鬼あしってのは、ある種、信心の対象になった、ってんですかねぇ、今の言葉じゃ、付加価値、ってんだがね。
 でその、鍵、つまりはキーワードがマーケット・セグメンテイションと付加価値だ、と、あたしゃ、踏んだのだが、ええ、土方歳三さんよ、にたにた笑ってないで、そろそろ種明かしと、行きやしょうや。え?セグメンテーションの一つに、江戸城は大奥、篤姫さまに和宮さま、が含まれていた、へえ、こいつぁ、凄いや、初耳だ、オンナ相手の薬ですかい。

2008年2月12日 (火) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸牽亜〆仍亜in 小石川柳町
 そうなんだ、豊田佐吉さんよ、良いモノ作りゃぁ、ほっといても、売れるか、って云うと、そうは問屋が卸さない。逆に、良くないモノでも、売れる算段、方策、ノウハウがある。おっと、勘違いしちゃいけない、人を騙して、詐欺して売ろう、ってんじゃないよ、キチっと、良くない品物だよ、って、云ってね、それでも、納得して買って頂けるのさ。
 ただし、こう云う品物は売る相手、を間違っちゃいけない、まあ、専門用語で云うと、マーケット・セグメンテイション、市場選別、選別販売さ。でね、あっしが商っていた石田散薬はさ、打身挫きに効く、ってのが、昔っからの売り文句なんだが、土台効く筈のない代物でね、でもね、この効かない薬が、鬼あしブランドで、売れた、それも高くだぜ。

2008年2月10日 (日) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸隠娃院^賤奸in 下谷龍泉寺
 勘の良い嫁さんだね、浅子って人は、そう、あたしも、豊田佐吉が浅草は外千束村のあばら家に、ご近所の女房を3人ばかり雇って、佐吉印の木製人力織機で反物を織らせている、ちゃちな織物工場を覘いたけど、浅子さんの云う通り、陰気臭い雰囲気で、おまけに工場主が、田舎育ちの野暮天だもの、華やかさ、煌びやかさ、ってのがありゃしない。
 でもね、織り上った反物は、不思議な事に、華やかで、煌びやか、今までの木綿地の反物の出来栄えとは段違い、なのよ。だから、佐吉印の人力木製織機はブランドってのには、程遠い代物だったけど、これで織り上げた木綿の布地は佐吉印と云うブランドが被せられたのよ。まあ、瓢箪から駒なんだけど、浅子さんは、この駒を見抜いた目利きなのさ。

2008年2月9日 (土) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸隠娃亜〆患函in 浅草千束村
 まま、鬼あしのご隠居の云う、敵の情けを観察する、っての、まあ、あたしの場合だと、織機を買って頂けるお客さんの情けを感じる、って訳になるのだが、正直、この当たりが大切だな!と感じるようになった、のは、浅子の御蔭なのさ。浅子と所帯を持つまでは、とにかく、良い物造りゃぁ、勝手に売れる、売れるはずだと、屁理屈で考えていたのよ。
 でもね、せっかく造った良いものも、羽が生えたように売れるか、って云うと、合点そうは、問屋が卸さない。でね、浅子が云ったのさ、あたしの人力木製織機を見てさ、「あんた、この機械は確かに、今までの機織機に比べりゃ、速くて綺麗に反物が織れるけど、見てくれが、あんた同様に華奢で、不恰好だし、今ひとつ、買いたいって気がしないよ!」

2008年2月8日 (金) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸坑后ゝ瓦△掘in 四ツ谷外濠公園
 なるほど、そうか、情けに理屈が、覆い被さり、情けの姿が変わる、か!さすが、新撰組の鬼副長、土方歳三さんだ。まあ、世間で云う、本音と建て前、の使い分けって奴だな。でね、理屈は口で付くものだが、情けは態度、振舞いで表すものさ。だから、口じゃぁ、いくらご大層な事を云っても、態度振舞いが、口裏に合っていない、それが情報の深みさ。
 だからさ、ドイツ陸軍の幕僚参謀総長だったクラウゼさんは、普段から将来に戦う可能性のある敵の、云ってる事より、している事を、注意深く探索する、要は、耳で聞いて調べるのじゃなく、目で見て調べる、つまりは、敵の間近まで接近し、その匂い、息遣いが、こちとらの鼻っ柱で感じる処で、敵の情けを観察する必要性を、いの一番に掲げたのさ。

2008年2月7日 (木) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸坑検〆仍亜in 小石川柳町
 おう!一葉さんも云うねえ、肌を寄せ合った男女が醸し出す、しっぽりした味わいか、確かに、あっしにも思い当たる節がある。まあ、男と女にも相性、ってのが、あってよ、さんざん惚れた晴れたの挙句に、所帯を持っても、肌が合わない、って組み合わせがあるし、遊里の一夜限りの床の上でも、千年来連れ添ったような、味わいになる出逢いがある。
 結局、情けってのは、理屈じゃ云えない、人間でない動物の本能さ。喜怒哀楽、好き嫌い、可愛い憎い、怖い恐ろしい、その他諸々の心の叫び、なんだ。でね、厄介なのは、人間には、この情け以外に、智とか徳とか、生まれてこの方、人の世を渡る途中で、組み込まれる理屈が備わるのよ、で、情けに理屈が、覆い被さり、情けの姿が変わるのさ。

2008年2月6日 (水) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸坑掘^賤奸in 下谷龍泉寺
 ふ〜ん、そうだったの、豊田佐吉さんに、人の世の情けを感じさせたのは、2番目の奥さんの浅子さん、だったって訳か。まあ、あたしは、佐吉さんとたみさんとは、何回か浅草界隈でお目にかかった事があったけど、確かに、当時の若いお二人には、夫婦って感じはなかったね、肌を寄せ合った男女が醸し出す、しっぽりした味わいが見えなかったよ。
 まあ、あの頃の佐吉さんは、初の発明成果、人力木製織機が特許も取れて、今から、世の中に売り出そうって時、でもね、世の中、そんなの甘くはないさ。肝心要の人力織機が、今で云うマーケット不在、顧客満足度はゼロ、早い噺が買ってくれる人がいない。おまけに、なれない花の東京の暮らし、目の周りにゃ、ありとあらゆる誘惑の罠があったね。

2008年2月5日 (火) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸坑供〆患函in 浅草千束村
 まま、鬼あしのご隠居、鬼あしの謎解きはこの辺で、お開きって事で、本題に戻りましょうや。でもね、いきなり、情=矢代亜紀は、ないやね、そりゃぁ、あたしも、“舟唄”とか“雨の慕情”とかは、嫌いじゃない、って云うより、好きでね、まあ、カラオケでも十八番に近いのだが、情=なさけ、ってのは、野暮な男にゃぁ、無縁な世界の言葉ですぜ。
 でね、あたしの若い頃は、情け、なんてのは、正直云って、自動織機の発明に無縁なもの、と云うより、発明に心を取られていて、情けが出る幕はなかった、まあ、そんな按配で、せっかく両親が心配して、仕組んでくれた縁談で嫁に来た、たみさんとは、情けのない、無味乾燥した夫婦生活だった。結局、人の世の情けを感じさせたのは、浅子だった。

2008年2月4日 (月) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸坑機ゝ瓦△掘in 四ツ谷外濠公園
 なるほどね、土方歳三さんよ、貴方、確かに稀代の色事師だ、人を誑しこむ、こいつぁ、戦争も色事もビジネスも皆同じ、勝つ事の鉄則だが、誑しこみの極意って云えば、情けを報せて、情けに報いる=情報、だって訳だ。さあさあ、となると、問題は“情”とは、一体全体何か、って噺さ。こいつぁ、意外と簡単な噺で、矢代亜紀さんの艶歌の世界だよな。
でね、歳三さん、今ちょいと、頭に浮かんだのだが、色事師の男バージョンを得に、女師、おんなし、って云うと、ローマ字標記で“ONNNASHI”、だよな、さあ、歳の鬼あしの、鬼あしをローマ字標記すると、“ONIASHI”、このローマ字標記の二つはよく似ているよな、となると、鬼あし=女師って云う、新しいソリューションのご登場さ。

2008年2月2日 (土) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸坑粥〆仍亜in 小石川柳町
 ったく、もう、よく云うぜ、一葉さんよ。しかしね、色事と戦争は、確かに何から何までそっくり、瓜二つ、とにかく相手がないと、噺が始まらねえや。でね、この二つ、色事と戦争に全く、ご縁がないって云うか、センスがないって云うか、世の中にゃ、この二つほど、親から貰ったDNAが幅を利かす世界はないさ、絶対に、教育じゃ上手くなんねえ。
 逆に、天性の色事師、戦争屋はよ、スズメ百まで踊り忘れず、って死ぬまで、色事や戦争と縁が切れねえのさ。さあさあ、その天性の色事師の色事師たる所以はよ、一葉さん、何だと思いなさるね、へへ、答えは出てるよ。色事師はナッハリッヒト=情報=情けを報せ、情けに報いる、が分るが、朴念仁には、インフォメーション=報せ、しか分らねえ。

2008年2月1日 (金) 四ツ谷キャリア塾 forレディース、開催します
癸坑魁^賤奸in 下谷龍泉寺
 そうだったの、豊田佐吉さんは女性を口説いた事が無いか、まあ、かく云うあたし、一葉もさ、色恋沙汰には興味はあったけど、なんて云うか、勇気、踏ん切り、がなくてさ、確かに、好いな!って思う男はいたけれど、あの時代は、娘のほうから男に、仕掛ける事は、はしたない、そんな時代だから、情報の、好きだって云う情けを報せるのが一苦労よ。
 その点、この土方歳三さんは、色事の世界じゃ海千山千、歴戦のツワモノさ。まあ、物事は何でもそうだけど、特に、色事の世界は、戦争、戦いに通じる処がある。要は、戦略、戦術、作戦、命令、突撃と、微分方程式を一階づつ積分していく、知的プロセスが重要で、アホやバカにはできない世界さ。つまり、歳三さんの色事と戦争は同形の微分方程式よ。