コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.699

◎NHK大河『功名が辻』、山内千代は戦国長距離走チームの女性采配者ですよ! (その10)
〜山内千代・山内一豊、時代は過ぎて石田三成200km夜走〜

 NHKの大河、「功名が辻」の3月12日放送は、姉川の合戦から命からがら帰還した一豊と山内千代が豪雨の中で固く抱き合う、絵に描いたような泣けるシーンで終わりましたね。さて、姉川の合戦は1570年6月27日、織田・徳川の連合軍3万人と浅井・朝倉の連合軍1万8千人が会戦していますが、この姉川の川原、現在では可愛い様で、とても両軍4万8千人が入り乱れて戦った、広大な空間は残っていません。

 姉川の合戦記念碑が建っている付近を、功名が辻・リゾートアスロンで3月4日に走りましたが、殺風景な姿です。川上に伊吹山が雪を抱いて聳えていますが、この山肌もセメント工場が石灰岩を採掘し続けていますのが、不細工なものです。功名が辻のNHK大河では触れられないと、思いますが、この合戦上の下流、2〜3kmの右岸側に国友の鉄砲の里があります。戦国当時の、最新武器製造ハイテク工業団地、でしたよね。

 姉川の合戦は、信長が浅井の小谷城の支城であった横山城を攻撃したのが、発端ですが、この横山城が建っていた山の麓が石田の郷、ご存知、石田三成の生まれ故郷です。姉川の合戦後、横山城は織田軍が占領し、秀吉が城代となっています。この時に、秀吉と三成の出会いが、あったようです。 三成をモチーフにしたのが、合戦関ヶ原・家康&三成メモリアスロンでして、過去2回、開催していますが、今年はバージョンアップして、9月16日〜17日に「功名が辻!合戦関ヶ原・琵琶湖一周200km夜走」として開催します。


 <走談家>      藤田 俊英 (06/03/13)





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