コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.689

◎「白牡丹 月夜月夜に 染めてほし、豊玉」、これで鬼アスロン開催か (その16)
〜土木アミューズ、千代田区公会堂は閑古鳥が満員御礼〜

 この6年、RUN&ALKな行事のプロデューサーを続けていて、感じる事を紹介します。結局、行事を企画、計画、集客、実施することは、4階の偏微分方程式を解くようなものですね。開催趣旨をモデル化し、基本方程式を誘導し、境界条件、初期条件を与えて積分していく、実に数学的、つまりEnngineeringなプロセスです。そこで、以下の発言です。

 11月8日、土木学会でコンサルタント委員会が開催され、議題の一つが『土木工学におけるEngineering Design(ED)教育〜産学協働によるこれからの技術者教育〜』でした。そのEDとは、「必ずしも解が一つでない課題に対して、種々の学問・技術を統合して、実現可能な解を見つけ出していくこと」、だそうで、要は、私が普段から展開しているRUN&WALKなケンセツ新ビジネスの展開に必須のイベント商品開発能力ですね。

 そして、「構想力/問題設定力/種々の学問、技術の総合応用能力/創造力/公衆の健康・安全、文化、経済、環境、倫理等の観点から問題点を認識する能力、およびこれらの問題点等から生じる制約条件下で解を見出す能力/構想したものを図、文章、式、プログラム等で表現する能力/コミュニケーション能力/チームワーク力/継続的に計画し、実施する能力」、がED能力とかで、これまた、新旧土木構造物を巡るRUN&WALKなイベントの開催要項作成、参加者募集、関係機関折衝、実施運営するに必須な能力、と言うより度胸ですね。

 結局、能力があっても発揮するには度胸、が必要で、この度胸が全くないのが今の土木衆、ですね。だから、土木用語が通用する土木衆でしか群れない。かく言う私は、度胸しかない土木アミューズ屋、この11月27日、千代田区公会堂で区役所と協働中の『ファッショナブルウォークシティ千代田/都市観光事業』の集大成、『ファッショナブル!ウォークショップ』を開催し、DVDトークやライブ・コンサートで八百人収容の公会堂を閑古鳥で満席にしました。


 <走談家>      藤田 俊英 (05/12/21)





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