コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.671

◎平成17年は年間30本のランニング行事開催を目指します その29
〜梅雨明け、猛暑の東京市中、秋山真之参謀にゆかりの30km〜
 今年21本目の行事は7月18日に開催した「第1回 海の日!東京ウォークアスロン」で、申込者37名(=男27名+女10名)でしたが、当日参加者は28名でした。この日はまさしく、梅雨明け、猛暑でした。東京駅丸の内中央口を午前9時にスタートし、司馬遼太郎さんの名著、長編歴史小説『坂の上の雲』の主人公、秋山真之・帝国海軍連合艦隊専任参謀の若き日、東京遊学時代にゆかりの名所を巡る30km就学観光ウォーキングです。で、私は観光ガイド兼案内ウォーカーを務めました。

 東京駅から、和田倉門のご成婚記念噴水公園、皇居周回歩道、一ツ橋、神田神保町から猿楽通りが3km地点、この猿楽通りで真之は正岡子規と大学予備門時代を玄人下宿で同居しています。ただし、下宿先は特定できません。水道橋から飯田橋、市谷駅前の新坂交差点が6km、ここは旗本佐久間邸跡で兄の好古に居候を決め込んでいました。防衛庁前から四谷3交差点、四谷4交差点、国立競技場の横から千駄ヶ谷トンネルを抜けて明治通りの東郷神社が11km地点で、大休止を取りました。

 私の予想では、東郷神社で大半の参加者がリタイヤするはずでしたが、出ません。最初の11kmは時速6km程度で早歩いたのですが、皆さん、猛暑にもめげず、意欲満々です。表参道から骨董通りを経て六本木通りに入り、西麻布交差点の北東角の霞坂が14km、有名な広瀬武夫と下宿していた麻布霞町の一角です。六本木ヒルズを通過、一ノ橋から二ノ橋、豪州大使館前を通り、一号線に出て、慶応通りから田町駅を北から南へ横断します。

 レインボーブリッジを渡り、お台場海浜公園が21km地点、2回目の大休止を取りますが、またもやリタイヤは出ません。ラストの9kmは単調きわまる道ですが、皆さん元気にゴールの東京駅八重洲中央口に午後4時前後に着きました。約7時間で30kmを進めました。それから、参加者2名を神田の稲荷湯経由で居酒屋コースに案内し、完歩の祝杯を挙げました。


 <走談家>      藤田 俊英 (05/08/09)





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