コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.662

◎平成17年は年間30本のランニング行事開催を目指します その20
〜花の銀座のシャンランに続き、荒川放水路で赤羽岩淵ラテンランを準備〜
 第14本目のイベント『第5回 戦国絆の道!ジャパンクロスアスロン117`(旧名称:本州横断・地域連携マラニック)』が終わり、かなり疲労感、精神面の方が出てきています。屋外イベント、それも交通規制しないで車両が走る側を走るイベントの主催者って、わりと胃の痛む事に出くわすんですね。まあ、泣き言は止めましょう。

 この10月に新しいイベントwith running、を荒川絡みで企画中です。荒川の河口から約20`区間は放水路、つまり人工河川です。これが通水したのが、今から約80年前の10月12日、工事責任者は青山士(あきら)技師、日本人としてたった一人、パナマ運河の工事に参画した伝説の土木技術者です。今でも、青山さんが残した放水路工事の竣工記念碑が岩淵の知水記念館前に鎮座しています。

 青山技師の荒川での功績を讃える行事をランニング版で開催するつもりです。日程は未定ですが、昼間に荒川放水路の河川敷や堤防を走り、近所の銭湯で汗を流し、メトロの南北線、赤羽岩淵駅近くのライブハウスでテキーラなど片手にラテン音楽を味わう趣向です。青山さんがラテン音楽に親しみを持っていたかどうか、全く不明ですが、残された写真のお姿を拝見すると、かなりの伊達男ぶりですので、ジャズ、シャンソン、ラテンにも親しんでいたはず、と仮定しました。

 この7月26日に「第1回 銀座シャンラン」を開催し、ランニングと音楽ライブの相性の良し悪しを実証します。この経験などを活かし、「青山士メモリアル 荒川放水路 ラテンラン」の開催に漕ぎ着けるつもりです。


 <NPO法人・市民歩走者学会 会長>      藤田 俊英 (05/05/30)





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