コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.634

◎ウォーキング行事開催、これが中々シンドイ話です その6
〜第1回ひよどり山トンネルウォーク、土木の週間に開催します〜
 土木関係者が目にする月刊誌『土木施工:山海堂』の最新11月号に「ひよどり山トンネルウォーク」の開催案内が掲載されています。開催日の11月20日を挟む15日から21日の一週間は「土木の週間」、11月18日は「土木の日」なんです。一般の方々にはほとんど知られていない「土木の週間と日」ですが、NPO法人市民歩走者学会のミッション、「体育と土木を融合させて高齢社会の日本を救う」、からは重要な期間です。

 皆さんが普段、走ったり歩いたりしている屋外空間、道路や公園などなどは、そのほとんどを土木関係者が構築し、完成後は維持管理しています。今回のひよどり山トンネルもそうです。特に、このトンネルは中央高速道路の真下を薄い土木被りで直角にブチ抜いていますから、トンネルを掘削し構築する時は非常な難工事で最新の土木技術が結集されて完成しています。

 又、今から5年前の工事中は「シビックデザイン」と言う概念が芽生えてきた頃で、このトンネルにはいち早く、「シビックデザイン」、つまり景観に優れた土木構造物を造ろうとした動きが導入されています。そして、完成後は併設された幅4mの歩道が通勤通学などの自転車や歩行者で大いに利用されています。こんな、状況をトンネル工事関係者に見てもらいたいのです。

 それで、道路公社から工事関係者のリストをいただき、工事に従事した6JVの元現場代理人さんに、ひよどり山トンネルウォーク開催を連絡しました。そして、できるだけ当時の工事関係者に家族づれで参加してほしいと依頼しました。「トンネルをウォーキングの舞台にするという活用方法は、最先端の土木技術を駆使して築造された土木構造物にとって、新たな社会的機能と言えます」、これが、現場代理人さんに送った私のメッセージです。


 <NPO法人・市民歩走者学会 会長>      藤田 俊英 (04/10/28)





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