コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.613

◎来年から新規開催するランニングイベントの準備開始 その1
〜鈴鹿山脈の急峻二峠、鞍掛峠と石縛峠をアタックしました〜
 大きな夢の実現に向かってスタートを切りました。「世界中の市民ランナーに日本を走っていただく」です。観光分野全般に言えますが、日本は思いきり後進国です。外国人が日本に観光入国しません。ランニングの分野で言うと、ホノルル、ニューヨーク・・と日本人ランナーはいそいそと観光客扱いで国外に出て行きますが、その反対、つまり外国に住んでいるランナーが日本国内のランニングイベントにわざわざ来ているでしょうか。

 それで、ずっと考えていました。わざわざ外国に住むランナーを日本で走らせるには、何をどうすれば良いのか、をです。それも、全く組織力のない一人の市民ランナーとして、いかに外国人向けのイベントなどをプロデュースするか、について。こんな課題を数年間、頭に貼り付けていますと、それなりに答えらしきものが浮かんできました。

 まず、日本を代表する地名を冠した小ぶりなランニングイベントを開催します。どんな地名が日本を代表するか、まず「富士山」ですね。数十年前まではジャパン、フジヤマ、ゲイシャガール、スキヤキが日本の観光資源でした。それと、最近はスズカ、サーキットの三重県の鈴鹿です。F1グランプリ、夏の8時間耐久・・とかで世界中に知られている地名です。

 と言うことで、鈴鹿山脈、三重県と滋賀県に跨る標高千m以上の峰が繋がる山脈の峠を越える2デイズマラニックを6月5日、6日に開催しました。コーズデザイン上のコンセプトは峠と地方民営鉄道の駅を繋げる、です。三重県側には三岐鉄道の北勢線、滋賀県側には近江鉄道が走っています。この鉄道と急峻峠、鞍掛峠と石縛峠を越える二日で約100`のマラニックコースを設定しました。


 <NPO法人・市民歩走者学会 会長>      藤田 俊英 (04/06/10)





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