コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.611

◎今年の第4回本州横断・地域連携116`は雨まみれ その2
〜1時間繰り下げスタート、城定さんが先行ランナーを追っかけます〜
 午前5時、敦賀駅を20人の個人参加ランナーとリレー1チームランナーが一斉にスタートしました。目指すは、116`先の桑名の宿、七里の渡しです。1時間出走繰り下げの招待選手、城定さんと渡しがポツンと待合室で居残りです。駅員さんがやって来て、大勢いたのはどこへ行った、と尋ねます。さっき、ここから桑名に向けて走って行きました、と答えると、いやな顔をして、電車に乗る客じゃなかったのか、とがっかりしています。でも、敦賀までは電車で来ていますよ、と続けると、ニコっと笑っていました。

 午前6時、城定さんがスタート、白いゴアテックスの長袖上下にコース図が入ったビニールケースをしっかりと右手に握っています。地図に強い人で、まずコースアウトしません。福井と滋賀の県境、車に乗って深草峠を目指す途中は雨が降りしきり、おまけに風が真正面から吹き付けています。午前6時半過ぎ、第1チェック地点は19`のJR北陸線の近江塩津駅に着きました。先行するランナーの方々は元気な様子を見て安心しました。県境を越えて滋賀に入ると、風は穏やかになっています。

 長いトンネルを2本くぐって、木の本手前の余呉川を渡って右折、ここから新コースになります。小雨模様、コースと並行する余呉川の水位が上っています。32`で三本目のトンネルを抜けると、琵琶湖畔の通称さざなみ街道に出ます。雨が止んで、琵琶湖の水面がもやっています。35`の第2チェックポイントは道の駅「湖北水鳥ステーション」、今年から新しくスタッフ参加の長浜らんな〜ず、谷口夫妻が真っ赤なトヨタ・ファンカーゴでランナーを出迎えています。

 城定さんが先行ランナーに追いついて来ました。第2チェックからさざなみ街道を長浜駅に向かう途中で、土砂降りです。長浜らんな〜ずの中野さんが、さざなみ街道から長浜駅に向かう交差点で、道案内をしていますが、ずぶ濡れです。第3チェック地点は長浜市役所の駐車場、市役所の西島課長と娘さん2人がランナーを待ちわびています。相変わらずの土砂降りが続いています。


 <NPO法人・市民歩走者学会 会長>      藤田 俊英 (04/05/21)





前のページへ戻る