コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.610

◎今年の第4回本州横断・地域連携116`は雨まみれ その1
5月9日未明、土砂降りの敦賀駅、申込者が全員勢揃いしました
 長い一日でした。5月9日の午前1時ごろJR北陸本線の敦賀駅に着きました。招待選手の三遊亭楽松師匠が改札出口のホールに入る扉の前でうずくまっていました。お疲れの様子です。私の車で二人仮眠したいのですが、あいにくと飲食物等を満載していますので、とうてい師匠が入る余裕はありません。仕方なく、師匠はホールの隅っこに新聞紙を敷いて、横になりました。このホールには他の参加者が四名、仲良く並んで寝そべっています。

 敦賀駅周辺のコンビニでお握りを買い込んで、開催準備は完了しました。暗い所を探して、車を止めて仮眠を取ろうとしますが、降りしきる雨音が気になります。午前5時からの116`ランニングの運営が頭の中を巡ります。雨は明日、終日間断なく降り続くようで、一時大雨との予報です。スタートして15`過ぎ、福井県から滋賀県に入って国道8号の歩道がなくなる区間が気になります。

 午前3時50分、敦賀駅の改札ホールに戻り、受付を始めます。招待選手の城定さんは1時間遅れの午前6時に発走ですが、早々と受付けに顔を現しました。参加者にスタート位置を敦賀港の金ヶ崎緑地から、この敦賀駅に変更の旨を告げ、手作りの参加証と参加賞の桑名銘菓「線姫餅」を一個、それに今後の開催行事案内を渡します。それで、4時半には受付が完了しました。

 結局、申込の個人21人、リレー2チームの全員が受付を済ませましたが、雨模様を見て、個人1人と1チームが出走を辞退しました。この土砂降りの中を申しこまれた方々、全員が受付けに来られた事に胸が熱くなります。ありがたい事です。いつものように、運搬車と給食車を兼ねる宮本さんの三菱ディオンに参加者の荷物を積み込んで、出走準備が完了しました。


 <NPO法人・市民歩走者学会 会長>      藤田 俊英 (04/05/19)





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