コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.609

◎いよいよ新撰組!ウィーク、鬼あし50`を開催します その4
今年の新撰組祭、やっぱり大雨でした。歳さんの涙雨、ですね
 5月9日、ひの新撰組祭の二日目は午後から、あいにくの雨にたたられました。午前7時前、JR中央線の日野駅ロータリーに23名の参加ランナーと4名のスタッフが勢ぞろいしました。祭の実行委員長の中沢さんや日野市観光協会のカメラマンが出迎えて、ロータリー広場の新撰組祭の大看板を前に集合写真を撮って、スタートしました。

 一番隊は三遊亭楽松師匠が、二番隊は私が先導しながら、甲州街道を八王子へと歩いて向かいます。大和田町の交差点から暁通りに入り、ひよどり山有料道路の立派な歩道を抜けて、都道169号に出会う地点が8`です。そこから、ランニングで谷地川の右岸に沿って多摩川の右岸に突き当たる地点が12`、立日橋を渡って左岸堤防のサイクル道路を関戸橋北詰が21`です。歩きに替えて、分倍河原から府中本町駅を経て大国魂神社が24`、ここで30分の休憩、お握りとバナナとアンパンの簡易食を補給します。

 旧甲州街道を東へ、新小金井街道から人見街道に入り、近藤勇の菩提寺の龍源寺の手前から雨が本降りになり、本堂の軒先で雨宿りとなりました。本降りの雨がサっと上って、野川に沿ってランニングで下り、勇の生まれた上石原から中央高速の高架下の道路を西に進み、稲城大橋の下流側歩道を渡ります。稲城市に入って、川崎街道を46`の高幡不動尊の歳三像が集合地点です。

 再び、本降りの雨です。不動尊から祭会場の特設舞台に行く事ができません。やむなく、46`の歳三像で解散を決定しました。それにしても、「歳三鬼あし」は雨が付き物になりました。歳三さんの涙雨、そう思うと、雨がありがたく感じられます。

 スタッフ一同、祭会場に向かい、祭の役員さんに挨拶です。この会場も大雨でさんざんな様子です。新撰組隊士の姿、鬘に羽織袴、草鞋履きですから、雨に降られると見る影もありません。それに比べると、ランナーは身軽で雨に強い人種ですね。


 <NPO法人・市民歩走者学会 会長>      藤田 俊英 (04/05/14)





前のページへ戻る