コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.607

◎いよいよ新撰組!ウィーク、鬼あし50`を開催します その2
歳の鬼あしシリーズ、第5弾の開催準備を始めました
 埼玉県比企郡小川町、12月に開催される「小川和紙マラソン」でランナーに親しまれています。この小川町に住む市民ランナーのKさんから、「JRの八高線に沿うコースで100`ランニングの開催をいかがですか」、と提案されたのが今年の1月末。その後、Kさんは自分でデザインした100`コースを下見試走、その感想や結果を私宛に何回かメールされて、段々と私のやる気が高まってきました。

 この八高線にそうKさんの基本デザインに私なりに「土方歳三鬼あし」を味付けしました。「歳三が行商して売り歩いた石田散薬を包んでいた紙の仕入先はどこか?」、これが前々から疑問でした。石田散薬は打ち身挫きに良く効いて、高く売れたそうです。その高価な散薬を包んでいた紙、きめの細かい和紙だったはずです。そんな和紙が日野近辺で梳かれていた場所、この場所が小川町に違いないと目星をつけました。

 地図で見ますと、JR八高線のほぼ中間に小川町駅があって、東武東上線も入っています。そこで、八王子から高崎までの約100`を途中の小川町で一泊する2デイズマラニックで開催する基本方針を決め、コースデザインのコンセプトに「歳の鬼あし・カミの郷」を採用しました。カミは紙、神、髪、上、守などをひっくるめたコンセプトです。

 昨日はみどりの日、朝8時に八王子駅前でKさんのクラウン・ワゴンに乗って、「歳の鬼あし・カミの郷2デイズマラニック」の下見に出発しました。小川町までのコース等は省略して、八王子から63`地点の道の駅「おがわまち」に併設された埼玉県伝統工芸会館に着きました。それで、工芸会館の紙梳き職人の方に面会を求め、小川町で梳かれていた紙の薬包み紙としての利用の有無を聞きました。


 <NPO法人・市民歩走者学会 会長>      藤田 俊英 (04/04/30)





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