コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.593

◎土方歳三鬼あしフェスタを開催します その3
「新選組フェスタin日野会場の開幕式で記念写真」
 1月25日、「新選組!」の第3回目のドラマ部分放送終了後、土方歳三資料館の館長、土方陽子氏が登場していました。この陽子氏は歳三の兄貴の家系を引き継ぐ方に嫁入りした夫人です。昨年の今頃、寒い日でした。日野市企画部新撰組まちおこし室を訪ねて、「土方歳三の鬼あしにちなむランニング行事を開催したい!」と告げると、「それは良い、取り合えず土方館長に会って」と言われて、市役所の公用車で資料館に連れて行かれました。

 この日の資料館は閉館中でしたが、陽子氏が直々に陳列された歳三ゆかりの品々を解説してくれました。歳三が担いで行商した薬箱はガラスケースの中に納まっていました。どれぐらいの重さか分かりませんが、ズシっと重たそうな角ばった薬箱でした。その後、応接室で市役所の方と一緒にお茶を頂いて、話題が鬼あしに及ぶと、「今まで、本当に数多くの歳三ファンが資料館を訪れましたが、鬼あしで来たのは貴方が始めて」と言われました。

 現在、日野では1月10日から「新撰組フェスタin日野」が三つの会場に分かれて開催中です。その中心が歳三資料館近くの「満願寺メイン会場」でして、ここに資料館の遺品などが陳列されていますが、入場料は多少高くて、大人一人5百円です。試走会のメンバーは高幡不動尊の歳三銅像をスタートし、浅川にかかる「ふれあい橋」を渡り、午前10時前にメイン会場の開幕式に駆けつけ、入場門の前で記念写真を撮りました。

 そこから、再度浅川の堤防道路に戻り、上流に向かって京王線「長沼駅」辺りから湯殿川、兵衛川に入り、JR横浜線「片倉駅」から日本文化大学の正門前を通過し、北野台団地の頂上を目指しました。そうしますと、その頂上から南に向かって下る「絹の道」が幕末当時のままで残っているのです。私の勘では「この絹の道を歳三は薬箱を担いで通ったはず」です。この「歳三鬼あし絹の道・仮説」を「絹の道資料館」に確かめに行きました。

 <特定非営利活動法人・市民歩走者学会(CReW) 会長>      藤田 俊英 (04/02/02)





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