コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.588

◎来年に向けて新作ウルトラランニングイベントを開発中です その10
 〜大和川マラニック、地元の柏原市役所から熱い期待を実感しました〜
 深北緑地は寝屋川の左岸に沿う遊水地を整備したことが走って見ると良く分かります。寝屋川の本流から名前の分からない支流に入りますと、天井川になっています。ですらか、堤防道を走ると見晴らしが良く、生駒山地の北麓が目の前に迫っています。蔀屋に出て国道170号、大阪外環状線に合流し、岡部川に入ってJR片町線の「忍ヶ丘駅」の賑やかな駅前に着きました。

 ここで、川筋から離れて片町線沿いに府道20号を北東に上っていきます。右側の歩道が整備され、東寝屋川駅から星田駅を通り過ぎた所で伴走車の角野先生らが待ち構えていました。柏原市役所から27`程度を試走したことになります。伴走車に乗って、府道736号を河内磐船駅、津田駅と過ぎて津田中前の交差点のファミレスで昼食を取りました。

 そこからは生駒産地の北麓をグルっと周り、京都府に入って近鉄京都線・JR片町線の新祝園駅、木津川台駅、山田川駅、高の原駅を経てならやま大通りから「平城京跡」のど真ん中を通りました。車から右手に見える朱雀門や朱雀大路はランナーなら走れるようです。ここで、今回の試走の目的は終了しました。予想以上に恩智川から寝屋川の川沿いコースは素晴らしく、治水の郷のイメージが明確に伝えられるコースとなります。

 翌朝、24日に柏原市役所を訪ねました。総務部企画情報政策室が「大和川付替え300周年記念事業実行委員会」の事務局になっていて、宮本主幹とは2回目の顔合わせです。来年10月3日に大和川にちなむマラニック開催の決意を告げると、「では、この本がコース設定の参考になるかも知れません」と言って、「河内の街道物語」冊子を手渡されました。大和川マラニック開催を期待されている実感がジーンと湧いてきました。

 <特定非営利活動法人・市民歩走者学会(CReW) 会長>      藤田 俊英 (03/12/29)





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