コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.583

◎来年に向けて新作ウルトラランニングイベントを開発中です その5
 〜信州蓼科高原、映画監督小津安二郎さんの世界を再現するランニングイベント〜
 信州蓼科に行ってきました。茅野市蓼科中央高原横谷峡に贋科グリーンバレーと言う総合リゾート施設があり、その近くに「蓼科高地10マイルトレーニングコース」があるそうです。標高は1100m〜1250m、アップダウンが連続する信号がないコースとの事です。このコースと宿泊施設の蓼科パークホテルを組み合わせた市民ランナー向けの走り込み合宿が開催できないかとの調査でした。

 茅野市には車山高原一帯のビーナスラインや白樺湖周辺を走るランニングイベントや走り込み合宿が盛んな地区がありますが、その東側の蓼科高原にはランニングに関する集積は見当たりません。蓼科高原には有名な尖石の縄文遺跡や総合リゾート施設「三井の森」があります。これらの施設を縫って10マイルのトレーニングコースがありました。

 さらに、メルヘン街道と呼ばれる国道299号を上った標高1600m程度の場所に新しい「高地トレーニングコース」を整備するそうです。24日に関連するランニング施設を下見、試走してパークホテルの方と話し合いを持ちました。そこで、最近富にリバイバルされている映画監督、小津安二郎さんが蓼科高原に深い関係が在ることを知らされました。

 そこで、小津監督が白黒スクリーンで描いた庶民の日常の世界、国道299号のメルヘンな景観、尖石の縄文遺跡などをブレンドしたコンセプトで新しいランニングイベントを考えることにしました。もう一つ、パークホテルには120坪の室内ダンスホールがあって、社交ダンスツァーなどが盛んに開催されています。このホールは室内でのランニング講習などにも利用できます。

 <特定非営利活動法人・市民歩走者学会(CReW) 会長>      藤田 俊英 (03/11/26)





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