コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.553

◎三重県民の日記念事業「水の道 桑名長島ウォーク」開催 その1
〜木曽三川河口の水の恵み、水の潤い、水の恐怖を辿る12.5`コースです〜
 5月20日は雨天、木曽三川河口地帯の桑名市と長島町を結ぶ「水の道 桑名長島ウォーク」が三重県庁の主催で開催されました。実際の行事運営は北勢県民局桑名建設部が実行委員会を立ち上げて実施しましたが、その実行委員長を昨年暮れに委嘱されました。その後、年が明けて合計3回の実行委員会が開催されました。なぜ私が委嘱されたか、その理由は桑名市民でウォーキングをビジネスにしているからでしょうか。

 コースは12.5`、途中に伊勢大橋、長良川河口堰、揖斐川堤防・河川敷、長良川堤防・河川敷、長島川遊歩道、桑名城外堀修景歩道など、日本の近代土木技術の粋を集めた土木インフラを歩いて行きますので、これらを所管する水資源開発公団長良川河口堰管理所、国土交通省木曽川下流工事事務所、長島町、桑名市の担当部署の方々が委員として就任され、地域住民代表の実行委員長の私を支えてくれました。

 これが今流行の「地域住民と行政の連携・協働」です。何事もお役所任せにしないで、住民の自主性を引き伸ばす、そんな手法です。三重県民の日記念事業は毎年、県庁の各部が持ち回りで開催を担当していますが、今年の担当部署が県土整備部、公共工事を推進する部署で、とかく税金の無駄遣いとの批判の対象になっている部署です。

 今年の県民の日は県土を五つに分け、それぞれの地域に相応しいコンセプトでウォーキングを開催しました。県土の北端、北勢地方は木曽三川河口地域に相応しく「水の道 桑名・長島ウォーク」と名づけて、日本人の生活に密着した水の恵み、水の潤い、水の恐怖を辿るコース設定としました。この辺り、四十数年前の伊勢湾台風では完全に水没した地域です。

 <NPO法人(準備中)市民歩走者学会>  藤田 俊英 (03/04/22)





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