コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.537

◎東京シティ・ウルトラランニングの開催に向けて その5
 〜昨日の雪が解けて、晴天無風な多摩川堤防を9人が試走を続けます〜
 明けまして おめでとうございます。本年もよろしく御愛読願います。

 1月4日、前日の雪空がすっかり晴れ上がった東京で、第1回東京シティ・土方歳三鬼あし90`ランニングの試走会を開催しました。私が、集合地点の日野市高幡不動尊の境内、土方歳三の銅像に着いたのは午前9時前でした。もちろん一番乗りで、雪解け中の境内をぶらついているうちに、ぞくぞくと集まって来ました。結局、総勢9名の試走メンバーとなりました。5月11日の本番でも、10人集まれば良いと思っていますので、意外でした。山縣さんの人集めの賜物です。

 10時、銅像の前で10人打ち揃って。勝どきを上げてから走り始めました。近所の屋店の方々が珍しそうに、眺めていました。不動尊の前の川崎街道を東進し、京王線の百草園駅、聖蹟桜ヶ丘駅を過ぎて、多摩川に掛かる関戸大橋を渡って左岸堤防道路を下って行きます。私は多摩川を身近に見るのは初めてですが、素晴らしいランニング環境ですね。右手斜め後方には雪を抱いた富士山の山頂が丹沢山地越しに顔を出しています。

 南武線の鉄橋、是政橋を超えると途中ですれ違った中年女性ランナーが引き返して来ました。1組混じっている視覚障害者ランナーと伴走者のペアに興味を覚えたようです。早速、山縣さんがお得意の広報係りを演じて、彼女の関心を大いに惹きつけたようです。私は、この堤防道路をウォーキングしている方々の頭数の多さに興味をそそられて、出で立ちや顔つき、年齢をチェックしていました。

 府中市、調布市から狛江市に入り、登戸が対岸の多摩水道橋で15`の一休みです。なかった風が出てきました。次は22`の二子多摩川駅で昼食にしようと決めて、走り始めました。堤防道路は狛江から世田谷に入ると、砂利舗装がウレタンマット舗装に変わって、心地よい弾力を足裏に伝えます。

 <土方歳三研究家>  藤田 俊英 (03/01/06)





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