コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.521

◎第2回・本州横断110`ウルトラランニング開催しました その1
 20日午後6時、桑名の八間通りは雨がドシャーと降っていました。桑名の殿様御台所祭りが店じまいしたばかり、そんな中を13時間制限時間内に9人目の完走者がゴールインしました。ゴールは大垣共立銀行の横の桑名名物「しぐれ蛤」屋さんの店頭でした。女性ボランティアが完走賞の千羽鶴製のレイを首にかけ、親子連鶴を差し渡します。完走者は一息ついた後、連絡車で銭湯まで送られました。

 銭湯「七里の湯」の駐車場に完走者以外、つまり途中リタイヤされた方々も徐々にたどり着いて、参加者全員の無事確認を済ませたのが6時半ごろでした。これで、一応は主催者としての肩の荷が下りました。緊張がドっと緩んできます。銭湯から上がった方々とお別れの挨拶を済ませて、この後の打ち上げ会場、お好み焼き屋「八百勇」に小雨の中を歩きました。

 打ち上げはサポーターボランティアが大半でしたが、参加ランナーも数名混ざっていました。材料がほとんど売り切れて、お好み焼きのメニューはねぎ焼きだけですが、懇談の話題は尽きませんでした。結局8時半過ぎまで、打ち上げは盛り上がっていました。ちなみに、割り勘代金はたった千円でした。

 今回の第2回大会には第1回参加者が7名申し込まれ、実際に参加されたのが6名でした。内4名は完走者、2名は途中リタイヤでしたが、リタイヤの2名はそれぞれがこの1年間ウルトラランニングの修行を積まれ、見違えるような足軽姿に変身されていました。特に、鹿児島から参加の山下さんは見事、完走されました。よほど、昨年のリタイヤが悔しかったのでしょう。

 <建設評論家・スポーツイヴェントプロデューサー>  藤田 俊英 (02/10/23)





前のページへ戻る