コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.513

◎日本スポーツボランティアアソシエーションのNPO法人化 その4
〜スポーツボランティアとは何か?この答えが実践を通じて明らかになって・・〜
 昨年夏頃、笹川スポーツ財団から「2002東京シティロードレース」の開催支援の依頼が舞いこみました。当初の依頼内容は、障害者ランナーの伴走ランナーを手当てする事でしたが、話し合ってる内に依頼内容が膨らんで来ました。伴走以外にロードレース開催運営に関するサポートについても協力を要請され始めました。

 そんなこんなで、レース開催をサポートするサポートボランティアを広く募集して、希望者にはボランティア講習会を受講させることになりました。そして、提出したボランティア講習会の企画が通りました。講師陣は以下の面々です。

 1.東海大学 体育学部 新出助教授 スポーツボランティア概論
 2.東京陸上競技協会 ・・ ・・ ロードレースの運営について
 3.警視庁交通規制課 ・・ ・・ 道路の公共性について
 4.東海大学 体育学部 宇佐美教授 競技者の心理と生理について
 5.NSVA 藤田 俊英 スポーツボランティアの実践

 講習会は4月4日から始まり、合計4回開催され、合計百名近い方々が受講修了証を授与されました。集まった顔ぶれが老若男女に渡り千差万別でした。一般市民ランナーと一般市民ボランティアが半々づつといった感じ、つまり市民ランナーとしてボランティアに参加したい人と市民ボランティアとしてランニングイベントに参加してい人が、ほぼ同数でした。

 市民ボランティアの方々には、ご自身はランニングやスポーツをするのは苦手だが、ランニングやスポーツを介してご自身のボランティア精神を発揮したいと期待する方々が多かったようです。そして、このような方々に実践スポーツボランティアを講じている内に、スポーツボランティアなる市民マーケットの存在を実感しました。

 <NSVAのNPO法人設立準備委員会 委員&幹事>  藤田 俊英 (02/09/10)





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