コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.512

◎日本スポーツボランティアアソシエーションのNPO法人化 その3
〜スポーツボランティアとは何か?この答えを実践を通じて求めていました〜
 さて、日本スポーツボランティアアソシエーション(NSVA)ですが、もともとは宇佐美先生が唱え始めた「スポーツボランティア」活動を実践する任意団体として、ほぼ2年前に発足しています。それで、いきなりアソシエーション(日本語で協会、連合)という名前を冠したのですから、宇佐美先生の理念と理想が伺い知ることができます。普通、・・連盟とか・・連合と言うのはその組織や機構の下に構成支援団体の存在があります。

 ですから、日本スポーツボランティアアソシエーションとなると、その下部機構として、例えば東京スポーツボランティアセンターとかランニングボランティアクラブとか言う日本全国の地域的、スポーツ全般の種目的な構成団体が、普通はあってしかるべきなんですが、NSVAはそんな下部の構成団体を持っていません。又、なぜ連盟や連合と言わずにアソシエーションというカタカナ名称にこだわったのかも不思議です。

 さらに、ボランティアという言葉です。志願兵、義勇兵という日本語訳が英和辞書には登場しますが、世間一般には志願とか義勇とかという意義は薄くて、要は無給で社会に対する奉仕活動を行う人々と言う意味合いが強く印象付けられています。どうも日本では、ボランティアとチャリティ(慈善、施し、慈悲、思いやり・・)が混同されているとの感じを持ちました。

 そこで、昨年の春からNSVAでスポーツイベントを主催したり運営受託したりとスポーツボランティア活動なるものが何か、実践を通じて学んできました。ランニングイベントを支えるサポーターとして受付、時計係りや周回チェック要員・・、参加された障害者ランナーを伴走するガイドランナー、又参加して参加費を支払って頂いた方々もスポーツボランティアと言えそうです。

 そんな経験を積んでいる際中の昨年夏頃、笹川スポーツ財団から「2002東京シティロードレース」の開催支援の依頼が舞いこみました。

 <NSVAのNPO法人設立準備委員会 委員&幹事>  藤田 俊英 (02/09/07)





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