コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.511

◎日本スポーツボランティアアソシエーションのNPO法人化 その2
〜東京三鷹のNPOは会員が250人で、事業収入が5千万円だそうです〜
 2日の日経新聞朝刊に「中高年の再小職先多彩に」との見出しでNPOやベンチャーや人材派遣などの分野での新しい動きが掲載されています。NPOの事例としては、有名な「シニアSOHO普及サロン三鷹」が上がっていました。このサロンの会員は現在250名、平均年齢は57歳だそうです。

 中高年向けパソコン教室、パソコンの訪問サポートなどを受注し、99年度に5百万円だった事業収入は、今年度、5千万円に達する勢いだそうです。会員1人当たり20万円の事業収入ですね。その仕組みはサロンが顧客から受注し、働いた会員に収益の80%を払う場合と、会員が直接顧客と契約し20%をサロンに収める場合の二通りだそうです。

 代表の堀池喜一郎代表は、「会員一人一人が事業者。会員が事業を起こせるように情報交換や支援をする組織に徹する」と説明しています。このサロンの事業スタイルが大変参考になりますね。日本スポーツボランティアアソシエーションの場合だとまずは、中高年向けランニングやウォーキング教室、ランニングやウォーキングの訪問サポートなどを受注し、・・となるのでしょうか?

 問題点は、パソコン教室や訪問サポートの需要は顕著ですが、ランニングやウォーキング教室、訪問サポートの需要があるのか?ですね。需要があっても、指導員が集められるか?これも課題ですね。心配仕出すと切りがありませんが、この1年余り、東京ロードランナーズクラブでいろいろ、東京シティマラソンや東京シティウォーキング、東京シティ8時間耐久・・などを開催してそれなりに収支トントンでしたから、自信を持ってNPO法人化に臨みましょう。

 <NSVAのNPO法人設立準備委員会 委員&幹事>  藤田 俊英 (02/09/03)





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