コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.500

◎第1回東京8時間耐久RUN、小金井の東京学芸大学は夏祭り その4
〜トップを「墨東走友会」と「ひとみbR」が時速13キロで競っています〜
 スタートして5分、チームK&Vが受付に来ました。一応、遅刻の可能性もありますから、受付は12時までと告げています。これで、参加チーム20組が勢ぞろいしました。真っ白いロードレーサーが先頭チーム走者を先導します。周回チェックテントから学生さんの周回コールと応援の黄色い声が沸きあがります。テントの中の机の上には、周回回数表示ボードがズラリと並んでいます。

 走者は渡辺研究室が秘蔵するメッシュのナンバーチョッキを身に着けて走ります。このチョッキがスズカサーキットのオートバイの役目を負っています。各チームのピットでチョッキを脱いで合い方のランナーに渡して、走者交代という手筈なんですが、どうしても駅伝スタイルのスタートラインまで来て、そこで走者交代してしまいます。これを、何度となく注意している内に、各チームがピットで交代するようになりました。やはり、慣れるまで時間が必要でした。

 交代の仕方、用意する飲食物など、すべて各チームのご自由です。10時過ぎ、気温33度、湿度60%です。正門の方から音楽バンドの音が聞こえてきました。11時から正門広場でミュージック・フェスティバルが始まります。覗きに行きますと、池の噴水が高々と上がり、ステージの上に10人ばかりのミュージシャンが演奏し、その前に百人ほどの観客がいました。この方々は東京8時間耐久RUN開催中とは、ご存知ありません。

 レース展開です。トップを「墨東走友会」と「ひとみbR」が時速13`で競って、3位を5チームほどが時速10`で競りあっています。墨東のピットクルーは強力ですね。並走しながら飲み物を手渡したり、伴走しながら声援したりと、ランナーとピットクルーが息の合った展開です。12時を回って、気温が35度を超えました。

 <新しいランニング・フェスティバルをクリエイトする>  藤田 俊英 (02/07/30)





前のページへ戻る