コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.476

◎東京シティロードレース2002、開催へのカウントダウン その4
〜コースの下見に行きました。何と叫んで声援するか?悩んでいますよ〜
 5月19日が近づいてきました。天気予報が芳しくありません。60%ぐらいで雨の予報です。ただし、気温は高めです。昨日午後、スポーツ・ボランティアのコース沿道係が配置される、外苑東通りの四谷警察署前・8キロ地点から慶応病院前・9キロ地点まで、下見に行って来ました。現地には、大会開催を案内する看板旗がここかしこに林立していました。

 スポーツボランティアのサポートが世界一「やさしい」大会を演出する、スポーツボランティアは、その演出家である。このように大見得を切って、大会実行委員会では了承を頂きましたが、実際に大会当日、「やさしい」大会を演出できるのかとなると話は別です。笹川スポーツ財団が割り振ったコース沿道係36人のリストを見ると、大半の方々はロードレースの大会運営サポートは初めてです。

 おまけに36人は、19日の大会当日が初顔合わせですし、全員が受付に来られるとも限っていません。このような状況でまず、3〜5名のグループを編成します。コース沿道に行く前に、国立競技場でグループ毎に声援を送る練習も必要です。それで、難問が生じています。声援を送る台詞です、何と云って声援するかです。やさしい大会にふさわしい「声援の文句」、これが頭を悩ましています。

 声援を送る相手は一般の健常者ランナーというより障害者ランナーとその伴走者です。障害者と伴走者が「やさしさ」を感じてくれる声援方法、やはり「名前」を呼ぶことだと思います。障害者の方々のナンバーは3桁です。ですから、遠目の聞く人がナンバーを確認して名簿を参照して、その方の名前を照合します。それで、「○○さ〜ん、頑張って〜」と大声を出せば良いのでしょうか?頑張って、では「やさしさ」が表現できませんね。他のかけ声はないのでしょうか?

 <千客万来の日本スポーツ・ボランティアソシエーション>  藤田 俊英 (02/05/16)





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