コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.475

◎東京シティロードレース2002、開催へのカウントダウン その3
〜本日午後に最後の実行委員会が開催され、そこで重要議題が了承されました〜
 5月19日が近づいてきました。9日午後4時から最後の実行委員会の会合が虎ノ門の笹川スポーツ財団で開催されました。日本スポーツ・ボランティアアソシエーションからは代表の宇佐美先生と総務局長の私が出席して「スポーツ・ボランティア(コース沿道)配置計画(案)」と題した議題を提出し、日本陸連や東京陸協や東京新聞などの関係者が白熱の議論の末に、了承されました。

 この結果、コース沿道の役割を担うスポーツ・ボランティア研修修了者37名は四谷署管内の8キロ地点から9キロ地点、つまり外苑東通りのコース沿道に配置されることとなり、単なる競技の自主沿道整理以外に障害者やボランティア伴走のランナーに声援を送ることが可能となりました。四谷警察署の前、丁度残り2キロから3〜4名づつ10グループに分けて50m間隔を取って歩道に陣取り、声援のウェーブを送る「ロードレースの雰囲気盛り上げ」を担う役割です。

 私が頭を捻って認めた配置計画書の基本的な考え方を紹介します。
 本大会の開催趣旨である「愛をテーマとして日本初の都心を駆け抜ける」やサポートボランティアの募集趣旨である「あなたのサポートで世界一やさしい大会へ」、「ボランティアとランナーが一緒に楽しめるロードレースです」、「障害者と健常者が互いに声をかけ合い」をスポーツボランティアの行動を通して、参加するランナーや沿道観衆に具体的に表現する。
 要は、スポーツボランティアのサポートが世界一「やさしい」大会を演出する、スポーツボランティアは、その演出家である。

 正直言って、笹川財団の関係者でさえ、この議題が了承されるとは予想していませんでした。陸連サイドからの反対で却下される、皆さんそうお考えでした。ところが、宇佐美先生が議題の趣旨説明をやさしい語り口で始めますと、会議室の雰囲気が変わりました。皆さん、頭を縦に振って頷くんです。「時代が変わったんだ!」、皆さんもニューヨークシティマラソンのような盛り上がりを演出したいのです。

 <千客万来の日本スポーツ・ボランティアソシエーション>  藤田 俊英 (02/05/10)





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