コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.473

◎東京シティロードレース2002、開催へのカウントダウン その1
〜皇居に123人の障害者が集まった夢伝大会のボランティアを体験しました〜
 5月19日が近づいてきました。実行委員会やあれやこれやの会合が頻繁に開催されています。やはり5千人以上が東京都心の目抜き通りを走り回るレースですので、東京ロードランナーズクラブが皇居周り歩道で開催する東京シティマラソンの運営体制と全くスケールが違います。実行委員会で議事を進行するのは、東京新聞の戸山さんという二枚目です、当然中日ドラゴンズファンでして、私と同じです。

 本日29日は東京シティロードレース2002がご縁で知り合いました「NPOゆきわりそう」が主催する、第6回「皇居夢伝大会」に日本スポーツボランティア・アソシエーションのメンバーが20名参加しました。朝8時30分に皇居桜田門の時計台に集合して、「ゆきわりそう」のスタッフの方々からイロイロと事前解説を受けました。今回は130名近い多種多様な障害者の方々が1周5キロのランニングかウォーキングを楽しむそうで、そのお手伝いをするそうです。

 9時を過ぎて、大型観光バスや小型のワンボックスで続々と障害者の方々が集まってきます。10時から時計台で開会式が始まりました。大会長は増田明美さんで、上から下まで真っ白けの衣装で開会挨拶を披露していました。10時30分から車椅子の部、ほとんどの車椅子はボランティアが押しています。自分の手で回して進む車椅子はごく僅かでした。35分から電動車椅子の部、3名がソロソロっとスタートしました。40分からウォークの部、その次が私の属したマラソンの部です。

 小学生から高校生までの7人の男子障害者を率いるリーダーは柔道のヤワラちゃんそっくりで、彼女から1人1人の障害の様子を教えてもらい、ガイドランニングする諸注意を頭にたたき込みます。私が最初にガイドしたのは小学4年生くらいのイオリ君、突然車道に走り出す癖があるそうで、相当に緊張してイオリ君の左手首をきつく握りしめて歩き始めました。この子相当、ヤンチャみたいですね。

 <千客万来の日本スポーツ・ボランティアソシエーション>  藤田 俊英 (02/04/29)





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