コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.461

◎東京学芸大学の24時間RUN、夜の桜並木は花吹雪、花火付き
 東京学芸大学で開催された第17回「24時間実験ラン」に参加しました。毎年2回、3月末と1月初めに開催されるこの実験ランは日本のウルトラランニングの発展に大きく貢献しています。主催者はスポーツ健康科学学科の渡辺助教授、日本のウルトラランニング代表チームの監督さんです。参加ランナーにとって、この実験ランの最大のありがたい点は、2千円を支払うだけで24時間走って、その間の飲食も可能な事です。

 参加者は20人前後、そのランナーに倍する頭数の学生スタッフが周回チェックや給食給水の努めてくれます。走り始める前に、ランナー一人一人に学生チェック係が紹介されます。このコンビで24時間共に過ごすわけです。今回は1週約630mの長方形コースを走りましたが、約4分毎に学生スタッフが居並ぶテントの前を通ります。で、この時に私付きの男子学生が「藤田さ〜ん、○○周回終わりました〜」と元気な声をかけてくれます。

 その他にも、給食給湯給水係の女子学生が「頑張って〜」とか「ファイト〜」と黄色い声援を送ってくれます。これで、走れるんですね、24時間も、630mの長方形コースを2〜3百回、120キロ〜180キロとランナーの脚力に応じた距離を。私は5周回ごとに給水給食給湯を繰り返しました。バナナ、チョコレート、あんパン、クリームパン、オニギリ、梅干し、カップラーメン、おかゆ、味噌汁、ポテトチップス・・をたらふく食べました。

 コースの長方形の短い1辺に古色蒼然とした桜並木がほぼ満開でした。24時間で桜並木がいろいろと姿を変えました。特に夜桜の花吹雪は見物でした。季節はずれの花火を1晩中打ち上げている学生グループもいました。今回1名、完全なウォーカーがいまして、24時間で100キロを完歩されました。体重と体脂肪測定もあって、24時間の前後で体重は1キロ、体脂肪は2%減少していました。

 <千客万来のRUN&WALK、東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (02/03/24)





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