コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.442

◎「第2回大江戸夢舞いマラソン」は正月2日の開催でした その4
〜瀬戸は日暮れて夕波小波、不老長寿なマラソン大会をUターン挑戦〜
 本日12日の毎日新聞朝刊、社会面の特集連載「これから/浮惑の時代に」第10回目に、この東京ロードランナーズクラブ・ホームページのWeb−masterの国弘秀人さんが登場しています。横18cm×縦25cmという大きな掲載紙面で写真が1枚、本人と両親の3人が写っています。記事の中身はとにかく、見出しだけでも紹介しましょう。「つながりを取り戻したい」「懐かしい故郷の島は原発で揺れていた」「挑戦のUターン」

 彼がNEC・・を退社して山口県上関町祝島、伊予灘に浮かぶ人口7百人の小島に戻ったのは2年前です。いろいろと悩んだそうですが、米国プロバスケットボールのヒーロー、マイケル・ジョーダンの「失敗は恐れない。むしろ挑戦しないことを受け入れるわけにはいかない」の言葉が、故郷に戻る決意を促しました。祝島はJRの柳井駅から柳井港に出て、定期船で1時間10分の沖合です。

 「何か島が一つになれることはないか」、と考えて思いついたのがマラソン大会の開催です。千客万来の都市・東京ならぬ百客千来の島・祝島の実現です。大会の名前は「祝島 不老長寿マラソン」と名売っています。不老長寿の謂れは二千二百年前、中国は秦の始皇帝にまで遡ります。はるか東方海上に浮かぶ不老長寿の霊薬が実る楽園、蓬莱島を目指して徐福という男が中国を船出しました。この島が祝島で、霊薬がコッコーと呼ばれる木の実だそうです。

 そんな伝説のせいか、8月12日の夏の真っ盛りに百人を越す参加者が全国から集まり、旅館に民宿は人で溢れたそうです。東京ロードランナーズクラブの代表として宇佐美先生も遠路参加されています。なんせ小島ですから距離は13キロとお手頃の長さです。高齢社会がますます進展します。この不老長寿マラソンは、もしかしたら全国から不老長寿を願う方々で千客万来の盛況を見せる大会になるかもしれません。

 <世界に誇れる首都マラソン、東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (02/01/12)





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