コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.438

21世紀初年、東京ロードランナーズクラブの成果報告です その10
〜来年10月の本州横断110キロは、RUNとWALKが桑名で揃い踏み〜
 10月21日、第1回本州横断地域連携110キロウルトラランニングを開催しました。日本海若狭湾の気比の松原から深坂峠を越えて琵琶湖、木之元から伊吹山地の麓をかすめて関ヶ原、烏頭坂を越えて牧田川から揖斐川を下って太平洋伊勢湾の桑名まで本州のど真ん中を横断する脚自慢は好評でした。ランナーが戦国合戦の足軽を演じるコンセプトも、ゴールの桑名の御台所祭りにピタっとはまっていました。

 5月の日本ウォーキング学会の懇親会でウォーキング協会の方々と懇意になり、この地域連携ウルトラを話したところ、えらく興味を持たれました。昨今、ウォーキングがブームになって日本全国いたる所でウォーキング・イベントが開催されていますが、日本海から太平洋を歩くコースはないとのことでした。ゴールが桑名の七里の渡し、これもウォーカーにとって魅力だそうです。

 ウォーキング協会の方々とは、その後11月の埼玉県東松山市で開催された日本3デーズマーチでもご一緒になりました。地域連携ウルトラの開催結果やコース図をお見せしました。その途端、「うん、来年はこのコースを歩こう」と決心されたようです。協会が毎月、会員に届けている月刊機関誌の12月号の大会日程欄に「10月18〜20日 日本海〜太平洋110キロ 敦賀〜桑名」と案内が掲載されました。

 今日届いた1月号にはさらに詳しい内容が掲載されています。主幹団体は日本ウォーキング協会、大会案内は「ウォーカーが三日間で桑名に着く頃、20日の朝出たランナーが追いつくか・・」と記述されています。ランナーとウォーカーが同じコースを時を違えて進み、桑名の御台所祭り会場で同時のゴールする。こんなイベントは世界初、まさに街道往来文化の発展した日本にピタリのRUN&WALKな祭典です。

 <歩いて暮らせる街づくり、東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/12/28)





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