コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.437

21世紀初年、東京ロードランナーズクラブの成果報告です その9
〜ランニング研究家として学会での研究発表、文筆活動も活発に実施しています〜
 ランニング・イベントの開催以外に学会活動や文筆活動も合わせ持っているのが東京ロードランナーズのユニークさです。引き続いて、成果を簡単に紹介します。

4.月刊・建設オピニオン誌・11月号の巻頭「視点」に掲載

 「ランナーと[土ト人]のご縁です」と題して、宇佐美先生がNYCマラソンとご自身のご縁を語っています。1976年、建国200周年のNYでこれまでセントラルパークを走っていたNYCマラソンが、NY市長の理解もあって現在のコースに変更され、大規模なシティマラソンに変身しました。この時に、招待参加されて初めて一般市民ランナーと一緒に走った体験を披露されています。

5.建設通信新聞・11月30日紙面に寄稿が特別掲載

 「皇居周回歩道がお手本、安心して歩ける道の整備を」と題して、宇佐美先生が昨今のウォーキングブームに伴う「安心して歩ける道づくり」を提唱されています。英国では、50年も前に国民の要望を受けて「パブリック・フットパス(政府公認の歩行者専用道路)」を国会で決議し、英国全土に整備を始めています。

6.ウォーキング研究・第5巻に研究発表を掲載

 「市民ランナーからの考察:ウォーキングとランニングの混在する歩走イベントが日本の都市観光産業の推進に寄与する」と題して、宇佐美先生&藤田が5ページの研究成果を発表しています。NYCマラソンやホノルルマラソン、ボルダー・ボールダーに参加した体験を基にランニング、ウォーキングとRUN&WALKを比較し、新しい道路利用の形態としてRUN&WALKの特徴を考察し、世界初の歩走文化を日本から発信しています。

 <歩いて暮らせる街づくり、東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/12/25)





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