コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.434

21世紀初年、東京ロードランナーズクラブの成果報告です その6
〜第1回東京シティマラソン、30年前のNYシティマラソンを真似ました〜
 18日朝、すっきりしない天気です。8時半頃に桜田門に着くと、スポーツボランティアの方々は40数名が勢揃いし、給水やタイム計測の練習に余念がありません。9時になって受付を始めると小雨が降ってきます。ベンチに座って傘を差してもらって、受付が進みました。9時半から開会式を開始、宇佐美先生の開会挨拶で歴史的な第1回東京シティマラソンが幕開けです。東京MXテレビも取材を始めています。

 10時丁度、男44名と女13名がスタートしました。フルマラソンのトップは2時間34分09秒、ラストは4時間36分29秒でした。盲人ランナーが2名、伴走車を取り替えながら無事に42キロを完走されました。これで、東京ロードランナーズクラブと日本ボランティア・アソシエイションの初陣のランニングイベントがつつがなく終了いたしました。

 この日、皇居が終わると代々木公園の国立五輪記念青少年センターに行きます。明日明後日とここで、第13回ランニング学会大会が開催れます。その前夜に大会実行委員が集まって、会場の準備を済ませます。この間に理事会が開催され、この二つが終わって、懇親会が始まります。特別講演をなされるNYロードランナーズクラブの役員、アラン・ロス氏夫妻も参加しています。

 このロス夫妻に第1回東京シティマラソンの開催を見てもらいたかったのですが、スケジュールの都合で駄目でした。30年前の1970年9月、NYRRCのフレッド・リボー氏が呼びかけた第1回NYシティマラソンはセントラルパークを4周するコースに127人が集まりました。その30年前の大会スタイルを東京の皇居を舞台に演じた次第です。いつか、都心の目抜き通りを走れるのが楽しみですね。

 <歩いて暮らせる街づくり、東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/12/18)





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