コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.433

21世紀初年、東京ロードランナーズクラブの成果報告です その5
〜第1回東京シティマラソン、開催日3月17日の週間天気予報は雨でした〜
 1月中旬を過ぎて、東京シティマラソンの参加申し込みがFAXや郵便で徐々に集まって来ました。青森県の下北半島の六ヶ所村から十名の団体申し込みには肝を潰しました。「本当に青森から来るの?」、この疑問はマラソン当日まで頭に残っていました。申込書に簡単なメッセージを付ける方が多く、皆さん「東京シティマラソン」という名前に騙された、魅力を感じた、志の大きさに惚れた・・、そんな文句です。

 私にとっては初めてのランニングのイベント・プロデュースです。手探りで準備を進めました。まず、ナンバーカードは東京学芸大学のスポーツ健康科学学科の渡辺先生から百名分を借用しました、頭から被って体の横で紐を結ぶスタイルです。完走証は外注しました。スポーツ傷害保険も百名分の加入を済ませました。

 一方、このマラソンをサポートする日本スポーツボランティア・アソシエイションの方々も、周回タイムの取り方、給水の仕方などを、皇居の現地に行ってリハーサルを済ませませた。こちらのアソシエイションもこの東京シティマラソンが初陣ですので、メンバー相互にマラソン・ボランティの実施についてイロイロと意見の交換が盛んだったようです。

 丸の内署から道路使用許可も下りて、これで準備は万端です。参加申し込み者は70名近くになりました。スポーツボアンティアも40名ほど集まる手筈との事です。東京MXテレビがニュース取材に来ると連絡してきました。後心配なのは当日の天気だけです。これが、週間予報によると18日の東京は雨なんです。この皇居外苑コースの唯一の難点は、雨宿り場所がないことです。苦しいときの神頼みを敢行です。

 <歩いて暮らせる街づくり、東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/12/16)





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