コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.419

全国市民マラソンサミットは高橋尚子ロードの対岸で開催です その2
〜懇親会の宴たけなわ、本州横断・地域連携110キロランニングを紹介する〜
 岐阜市の長良川左岸のホテルパークで開催された「第7回全国マラソンサミット」の第1日目の日程で印象に残ったのは、講演「高地トレーニングで新たな地域づくり」、大家 忠・岐阜県高根村役場企画振興課長でした。梶原岐阜県知事の祝辞にも触れられている「飛騨御岳高原高地トレーニングエリア」が紹介されました。一言で言って、岐阜県を日本のコロラドに、御岳高原を日本のボールダーにする事業です。

 高橋尚子さんが金メダルを持って故郷の岐阜に凱旋した時、梶原知事が約束した事業です。もともとはスキー場の夏枯れ対策から発想した構想でしたが、女子マラソン金メダリストが岐阜県から出たお陰で急遽、現実味を帯びてきました。地理的条件など御岳高原は確かにボールダーと良く似ています。

 企画振興課長の話を聞いていて、今一つボールダーを勉強していないことが分かりました。アスリーターの高地トレーニングの拠点を創る、ただそれだけの視点しか持っていません。一般市民ランナーを呼び込む、IT産業を創世する・・とかの話題が紹介されなかったのが残念です。ハイテクIT立県を標榜する岐阜県ですから、ぜひともボールダーのIT産業も参考にしてもらいたいものです。

 懇親会は岐阜らしさが満開でした。来賓で岐阜市役所の女性の助役さんの参加されていました。カラオケが始まり、和風コンパニオンが長良川に相応しい演歌舞を披露されました。2次会はヤナガセに繰り出したそうです。私は展望風呂で温泉に浸かって、明日の講演のストーリーをアレコレと悩んでいました。

 <街づくりランナーズです、東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/11/15)





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