コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.408

本州横断・地域連携110キロ、足軽ランナーが戦国絵巻く 第3幕
〜深夜の気比の松原、スタート地点は敦賀湾の波音がかすかに聞こえてきます〜
 今回のウルトラランニングで私の役割は、格好良く言うとレースプロデューサー&レースプランナー&レースディレクターです。1人3役で110キロ、4県越えの18人参加は想像以上のストレスでした。18名の参加者のほとんどは初顔、ボランティアの方々も初顔が多い、暗闇の中をスタートして国道8号線で深草峠を越える、途中には歩道のない危険な個所が多く、交通事故とか心配の種は尽きません。

 験を担いで、一番安いスポーツ傷害保険に50名分加入しています、なにせ最低保険対象人員は50名ですので、今回のようにランナーとボランティアを合わせても30人程度の催しでも50人分の保険料が必要となります。それと桑名の北にある多度大社、ここは交通安全の御利益で有名ですので、前日土曜日に参拝しに行きました。

 土曜日の夜10時半に桑名を出て、娘と関ヶ原に向かいます。天候は良いようですね。伊吹山のスカイライン入り口で岐阜の宮本さんと待ち合わせます。午前0時、2台の車が気比の松原を目指します。途中、木之元と深草峠の県境で停車してチェックポイントを確認します。松原には午前1時15分頃、到着しました。駐車場には何でしょうか約10台の車が停まっています。

 砂浜から波音がかすかに聞こえて来ます。駐車場の一角、観光案内所付近に照明があって、その近くに停車して、取りあえず4時まで仮眠です。宮本さんがシャリオの後部席をいじって真っ平らにしています。この上で脚を延ばして目をつぶっていると、完全に寝入っていました。・・・時間が経って、車の外から人の声が聞こえてきました。参加者が集まっている、ようです。さあ、商売の始まりです。

 <足軽ランナーが日本を救う、東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/10/24)





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