コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.404

豪州サウスウェルズ州、カウラ市・桜祭りに歩走参加します 第6幕
〜桜祭りディナー会場、箏曲さくらさくらが流れ日本舞踊が桜色に満開です〜
 カウラ2泊目は観光センター近くのモーターインです。パーティ用衣装に着替えて、再度日本庭園に向かいます。数寄屋作りの庭園レストランで「桜祭り公式ディナー」が6時30分から開催されます。日本人8人組の紅一点、島田さんは桜カラーに合わせた和装に身を包んでいます。この着こなしは一分の隙もなく、さすが着物のデザイナーと感心いたしました。

 夕食前のドリンクタイムが過ぎて、7時30分から円形テーブルに着席したディナーが始まりました。8人組は4人づつ分かれて、2卓に着席しました。カウラ市長と日本庭園関係者の挨拶の後、シドニーの日本領事館から招待された総領事と公使が挨拶を披露しました。卓上にはカウラ名産のワインが並んでいます。言い忘れましたが、カウラの産業は羊毛とワインです。

 宴たけなわとなって、カウラ市長に宇佐美先生の選書を手渡す儀式が敢行されました。手渡す前に何か英語で挨拶せよと言われて、親書の中の文句を選んでゆっくりと読み上げました。このような晴れがましい体験は初めてです。カウラ市長はやや小柄で、引き締まった体躯、映画俳優が勤まるぐらいのスポーティーな男前でした。何とか親書の文句が市長に伝わって、来年に向けたの発展に繋げたいと思いました。

 いよいよ、島田さんの日本舞踊が始まりました。箏曲「さくらさくら」が会場に流れ、参加者一同の目が注がれます。扇に手ぬぐいと和装小物を見事に使いこなしての演舞でした。島田さんは、他に3着の赤青の半纏を持参され、市長と桜並木の提唱者と日本庭園のマネジャーに進呈しました。気付きましたが、赤の半纏は色白の外国人女性に見事に似合います。

 <団塊世代にメンタル走談する東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/10/18)





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