コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.390

東海道4百年・桑名ルネッサンス、御台所祭りに110km駆け 第5幕
〜110キロの足軽完走者を祭りの名物、千姫折り鶴が祝福します〜
 コース後半を紹介しましょう。スタートして59.2kmが伊吹山ドライブウェイの入り口、ここで中間の休息所を設けます。新しく出来た関ヶ原バイパスを東に向かい、石田三成が陣を敷いた笹尾山のトンネルを抜けます。61.9km地点の瑞竜交差点で右折し、脇道に入ります。JR東海道、国道21号、新幹線、名神高速を横切ると、木製の記念碑が道端に立っています。「関ヶ原合戦の島津隊」が敵中横断突破したルートを辿ることになります。

 64.2km地点で再び国道365号に入り、まもなく牧田川が右手を流れます。83kmの牧田川・揖斐川合流地点まで、ランナーと牧田川が併走します。養老山地の麓、濃尾平野の西端の穀倉地帯を右手に見晴らしの良い堤防道路です。揖斐川に合流しても堤防道路が続きます.87.2kmの駒野橋を渡ると、南濃町の人里の旧道を南下します。近鉄養老線が右手に現れ、90.7kmの山崎北谷まで併走します。

 北谷にかかる小橋を渡って、再び揖斐川堤防道路に出ますが、92.9kmの海津橋の袂まで一般車が通行できないダート舗装を走ります。海津橋の袂が、このコース最後の飲食ポイントとなります。ここから、107.8kmの伊勢大橋まで15キロは堤防道路で、自動販売機ですら置いてありません。前方に国営木曽三川公園の千本松原地区のランドマークである治水タワーが姿を現します。

 油島大橋をアンダーし、多度川に架かる二郷橋を渡ると、100kmを通過した勘定になります。残り10キロ、東名阪高速、JR関西線、近鉄名古屋線の鉄橋をアンダーし古色蒼然とした伊勢大橋が目の前です。ここから、2キロがウイニングランとなります。八軒通りの御台所祭り会場を巡って、ゴールの桑名別院・本統寺に飛び込みます。おそらく、トップ走者は午後3時すぎにゴールしますから、寺の境内は祭りの真っ最中ですね。祭りの名物、千姫折り鶴がランナーを祝福します。

 <団塊世代にメンタル走談する東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/09/12)





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