コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.387

東海道4百年・桑名ルネッサンス、御台所祭りに110km駆け 第2幕
〜御台所とは殿様の正室のこと、桑名にはあの悲恋の千姫が再婚しています〜
 「本州横断・地域連携 ウルトラランニング」は第13回・桑名の殿様御台所祭りの併設行事です、との断り書きを入れて実施要項を作成しています。桑名の殿様は、モモヤの花らっきょうかなんかのTVコマーシャルで全国的に知られています。「その手は桑名の焼き蛤」は有名ですが、御台所が今一つピンと来ません。辞書によると、「(御台盤所の略)大臣・大将・将軍などの妻の敬称。御簾中。御台。」と説明されています。

 今年の祭りの企画書によると、10月20日〜21日が開催日で、「桑名の殿様お国入り行列」が幕開けになっています。慶長6年(1601)徳川四天王の一人本多忠勝が初代藩主として国入り桑名の町割に着手。これを「慶長の町割」と呼び、今年で400年目です。その初代藩主<本多忠勝夫婦>、二代目<本多忠政夫婦>、三代目<本多忠刻、千姫>を中心として旗持ち、奴、鉄砲隊、槍隊、腰元などからなる200名余りの華やかな行列になりそうです。

 気になるのが三代目の藩主婦人の千姫という名前です。千姫と言うたら、徳川家康の孫娘で、豊臣秀頼と政略結婚させられています。大坂城夏の陣の落城でてっきり・・と思ってましたら、助け出されていました。その後、桑名藩主の本多忠政の子、忠刻と再婚していました。本多家が姫路城へ移るまでわずかな期間、桑名の城で幸せな日々を送っていました。

 例年、千姫と3人の妹姫が公募されます。今年は、千姫は津市の23歳、子子姫は名古屋の19歳、勝姫も名古屋の28歳、初姫も名古屋の20歳が選ばれています。なぜか、地元桑名の娘さんは選ばれていませんね。

 桑名市は御台所祭りにふさわしい、東海台所・食文化都市を目指しています。

 <団塊世代にメンタル走談する東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/09/05)





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