コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.373

21世紀のロードイベントはRUN&WAKLが先駆けます 第9幕
〜“歩走”イベントが日本の都市観光産業の推進に寄与する、と投稿しました〜
 日本ウォーキング学会の学会学術機関誌「ウォ−キング科学」に投稿しました。タイトルは「市民ランナーからの考察:ウォーキングとランニングの混在する歩走イベントが日本の都市観光産業の推進に寄与する」としました。宇佐美先生と私の協同執筆です。原稿分量は、文字が原稿用紙16枚に、写真が12枚、表が1枚です。今年11月に刊行される予定です。

 イントロの部分を紹介しましょう。キーワードは、「道路歩走」、「都市観光」、「産業振興」です。

「市民ランナーからの考察:ウォーキングとランニングの混在する
           “歩走”イベントが日本の都市観光産業の推進に寄与する」

       東海大学教授・東京ロードランナーズクラブ代表   宇佐美彰朗
       建設評論家・東京ロードランナーズクラブ事務局長  藤田 俊英

1.はじめに
 道路や公園などの“歩走”空間を共有する仲間として、今後のウォーキングとランニングの相互交流の可能性や必然性などを考えてみたい。その糸口は三つある。一つ目は、道路を市民スポーツの場に開放しようとする動きである。二つ目は、東京都が新しく策定した構想のタイトルである。三つ目は、筆者らが参加した海外のランニング大会、つまりニューヨーク・シティマラソン、ホノルルマラソン、ボルダーボールダーの風景である。

 考えた結論である。「同じ時刻に、同じ空間で、同じ沿道観客を前にして、ウォーキングとランニングの混在する“歩走”イベントを開催することが、日本の都市観光産業の推進に大いに寄与するのではないか。つまり、ウォーカーとランナーが躍動と感動を共有する舞台として、日本の大都市の道路を利用しよう。それが都市の発展に繋がりそうだ、すでに先進諸国はこのような道路利用で都市の産業が活性化している。」

 <東京シティマラソンを実践する東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/08/10)





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