コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.368

21世紀のロードイベントはRUN&WAKLが先駆けます 第4幕
〜毎日お世話になってる花王のエコナにサニーナ、その発明者が司会役です〜
 1部の5人の大会主催者の発言をコーディネートされるのが、原さんです。皆さんはこの方の名前はご存じないとおもいますが、普段の家庭生活で原さんにはご厄介になっているはずです。花王の「エコナ」とか「サニーナ」を研究室で商品開発された方です。それでもって、ウルトラランニングのインテリジェンスを高めようと努力されています。

 原さんと渡辺先生と私とで、昨年9月15日に若狭湾の敦賀から関ヶ原を通って伊勢湾の桑名まで「本州横断・地域連携ウルトラランニング」」の試走を実施しています。2日目は台風による雨風が吹き殴った最悪のコンディションで走りましたが、缶ビールのロング缶を煽りながら快調に試走されていました。それで、原さんからは、今年の第1回目の参加申し込みを早々と頂いています。

 第1部の5人の大会主催者、「トランス蝦夷・北海道縦断遠足」の御園生さん、「鶴沼ウルトラマラソン」の高田さん、「東海道53次ジャーニーラン」の田中さん、「武蔵野の路ウルトラマラニック」の岸本さんに、「警察に届け出をしていますか?」との質問を投げかけました。やはり、「していない」という返事が多かったようです。結局、世間が考えるような大きな大会形式にしていませんから、参加人数も少ないので、道路を走っていても目立たないということです。

 2部は、群馬大学教授でランニング学会会長の山西哲郎先生が、「人はなぜ超長距離を走るか」と題された講演を披露されました。DNAが走らせるそうです。人類が誕生して、サバンナあたりで動物を追っかけて持久走をしていた頃の遺伝子、DNAを今でもキッチリ受け継いでいる人が、「トランス蝦夷・北海道縦断遠足」や「東海道53次ジャーニーラン」や「武蔵野の路ウルトラマラニック」などに参加して、遠い祖先のDNAのありがたさを知らしめるようです。

 <東京シティマラソンを実践する東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/07/31)





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