コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.366

21世紀のロードイベントはRUN&WAKLが先駆けます 第2幕
〜オレゴン・ポートランド、コロラド・ボールダーは歩行者優先に街づくる!〜
 日本ウォーキング協会から月刊誌「あるけあるけ」7月号はA3版の24ページとかなりのボリュームです。その10ページと11ページに見開き2面の3人鼎談が掲載されています。筑波大学名誉教授お市村操一さん、日本ウォーキング協会理事の波多野さん、同副会長の村山友宏さんが、をテーマをして興味ある発言を展開されています。

 鼎談内容に目を凝らしますと、この百走談でもさんざん紹介しています米国のオレゴン州ポートランド市とコロラド州ボールダー市の話題が見つかりました。私がランニングの関連で紹介した二つの都市が、ウォ−キング関係者の「歩行文化と歩行権」の語らいの中で登場するのは、やはりランニングとウォーキングの相性の良さでしょうね。

  「オレゴン州はジョギングトレイル、ウォーキングトレイルを作った時、ウッドチップを敷き詰めました」、「オレゴン州ポートランド市はウォーキングの街づくりをしている。連邦予算を獲得して、歩行者道にはウッドチップを敷き、真ん中の自転車道は硬い舗装という道づくりを進めています」

 「コロラド州のボルダー市ではペデストリアン・イヤーと銘打ち、「この街は歩行者が一番優先される街です」というバッジを付けて歩く催しを行っています。全米組織のペデストリアン協会もあり、歩行者優先の都市づくりを話し合っています」

 米英では、ウォーキングトレイルのような歩くための道づくりは市民ボランティアで作っているそうです。ウォーカーが歩くルートを作り、予算が必要な時に行政と話すとの鼎談でした。

 <東京シティマラソンを実践する東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/07/28)





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