コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.362

「子どもが遊ぶ川づくり」、これからの河川整備は河童駆け 第7幕
〜18日、ビッグサイトでシ−フード試食し、国連平和親善大使に聞き惚れる〜
 本日は「海の日」、祝日です。7日の「川の日」は祭日でありません、やはり海と川には多少ランクが違うのでしょうか。連載中の論説に「川の日」の河童フォーラムについてレポートしましたから、「海の日」についても何かレポートを考えていまして、18日にビッグサイトで開催された「SAVE THE SEA・シンポジウム」に参加しました。テーマは<森から海を見つめて>でした。

 新宿からヤマハで臨海副都心まで飛ばして、ユリカモメの国際展示場駅に駐車します。ビッグサイトの東ホールは「インターナショナル・シーフードショー」が開催中で、その中のセミナールームが会場です。招待状にシーフードショーの試食を楽しんで下さいと書いてありましたので、その通り1時間かけて、国内外のシーフードを試食しました。このショーは(社)大日本水産会が主催していて、今更ながら水産業の奥の深さを感じ入りました。

 この水産会と地球環境平和財団がシンポを主催して、九州東海大学・農学部教授の戸田義宏さんと歌人で国連平和親善大使の田中章義さんが対談するという趣向です。数年前から、川に関した集まりで水産漁業に従事する方々が、川の上流に遡って山に植林を始めている、そんな話を聞きました。海が砂漠化して痩せ細り、水産物が育たない、その原因は海に流れ込む川の水にあって、荒れ果てた山から流れ込む水に水産物を育てる栄養分が含まれていない、そんな事実が分かってきました。

 「豊かな海は森が育む」、漁民の森づくり活動が活発になっています。中を取り持っているのが川なんですね。対談を聞いていて、山も川も海も大切なことが分かりました。となると、海辺の漁師町から川を遡って、山の植林地まで走るランニングも地球環境平和に役立つ、そんな事を考えてしまいました。

 <日本の少子対策を実践する東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/07/20)





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