コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.354

聖域なき構造改革、道路特定財源特集に東京ロ−ドランナーズ 第10幕
〜赤城の山の群馬県は、高齢少子多女社会の優等生「嬶ランナーとITっ風」〜
 28日の群馬から戻った午後、ネクサス誌の編集部に行きました。ネクサス誌といってもほとんどの方々はご存じありませんが、建設経営コンサルタントの山崎裕司氏が主宰されていまして、ここ数年の公共事業への感心の高まりで、発行部数を延ばしています。8月号で通算100号を向かえるため、紙面の刷新を検討中です。

 丁度、紙面刷新の会議中でした。やはり、ポイントは小泉内閣の構造改革で公共事業が削減され、不良債権処理でゼネコンが破綻する、に至ります。途中から、「建設崩壊」や「建設動乱」でベストセラーを飛ばしている山崎社長も参加します。山崎氏は「とりりおんコミュニティ」という組織をつくり、47都道府県の有力地方ゼネコン百社が集まり、地域社会全体の生き残りに邁進し始めています。

 それで、私は地域社会全体の生き残りに是非とも、ランニング・インフラを整備して、IT産業を誘致する引き金にしませんかとの論法なんです。ですが、「日本人にランニング文化はない」「欧米社会はランナーが社会的リーダー、日本社会はランナーは肉体労働者」とか言われて一向に支持されません。で、こうなったら、日本の男は当てにしない。高齢少子多女社会を牛耳るオバサンをランナーにしたてます。

 となると、昔から「嬶天下と空っ風」の上州群馬は魅力です。ここの嬶天下な気風にランニング文化を植え付けて、米国コロラド州のようなハイテクIT産業を興す、そんな筋書きが生まれてきます。幸い、群馬大学の山西先生は日本のフランク・ショーターたる側面をお持ちです。10年後、上州群馬の代名詞は「嬶ランナーとITっ風」になるかも知れません。

 <日本の集客都市化を実践する東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/06/30)





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