コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.351

聖域なき構造改革、道路特定財源特集に東京ロ−ドランナーズ 第7幕
〜外務省改革のマキコ大臣とバトル、鈴木ムネオ代議士は市民ランナーですよ〜
 最近の報道で、田中マキコ外務大臣の敵役のように扱われている鈴木ムネオ代議士は、実はランナーなんです。私は一度だけムネオ代議士とラスト前の競り合いを演じました。平成9年11月24日、小春日和の振り替え休日は東京湾アクアライン開通記念・横断ハーフマラソンが開催されました。参加ランナーは川崎球場から専用バスに乗って、浮島トンネル入り口に集まります。

 開会式が始まって、お決まりの挨拶が続き、いよいよスタート合図となった時、司会者が突然、「この大会にスズキムネオ先生が一般ランナーとして参加されています、先生どーぞ」とか言って、鈴木ムネオ大臣がランパン・ランシャツ姿で登場しました。私はスタートラインの後ろの方でしたので、その姿をはっきり見ることはできませんでした。

 それで、スタートが切られ、東京湾の海底トンネルの中を走って木更津沖の人工島・海ほたるを上がって海上に出て、そこで折り返します。トンネルの中は蒸し暑く、ダラダラと走って、ゴール前の上り坂に来ました。その当たりで、後ろからムネオ大臣に抜かれたようです。最初は気付きませんでしたが、周りから鈴木さんに声援がかかりますので、気が付きました。それから、追っかけましたが、追いつけませんでした。

 その当時、鈴木さんは海道開発庁長官でした。で、この話を虎ノ門の某所で披露しますと、「実は今から開発庁に行って鈴木長官に・・・のお礼をするから、同行しないか」と誘われて、お供をして開発庁の赤絨毯を踏んで長官室に入りました。お礼の後、ハーフマラソンの話になって、「そんなんだ、ハーフまでは体が持つんだ。だが、普段はスポーツクラブのマシンでしか走っていないから、フルマラソンのスタミナが付かない」、こんなご自身のトレーニングライフを語って頂けました。よく通る声をお持ちで、ゴム鞠のように弾んだ体躯が印象的でした。

 <日本の集客都市化を実践する東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/06/23)





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