コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.327

集客都市の視点でジョギングとランニングの融合を実践する 第5幕
〜毎年11月18日は土木の日、今年は東京国際女子マラソン開催と鉢合わせ〜
 世間の方々はほとんどご存じないと思いますが、毎年11月18日は「土木の日」です。「そんな土木の日なんて聞いたことがない、11月18日と土木に何の関係があるんだ?」、ごもっともな話です。つい10年位前ですか、藪から棒に決まりました。合いも変わらず、談合だ、贈収賄だ、手抜き工事だ・・と言われ続けて、もう大学の土木工学科に新入生がこなくなるんじゃないか、こんな危惧が業界の良識者に漂っていました。

 それで、土木の土と木を分解して、「土=十+一」と「木=十+八」になる子供騙しのような屁理屈でもって、十一月十八日を「土木の日」にしてしまいました。むろん、世間一般の方々に相談したわけでもなんでもありません。ですから、今持って「土木の日」にどんな事が行われているか、一般の方々の目に留まるような報道の類はお目に掛かっていません。

 私も全く気にもとめていませんでした。ところが、今年の年間スポーツ開催予定を眺めていたら、なんと!今年の11月18日は東京国際女子マラソンの開催日なんですね。ご存じのように、このマラソンは東京の神宮外苑の国立競技場をスタート&ゴールとする初冬の風物詩です。そのマラソンコースに沿って土木学会、これも一般の方々には馴染みの薄い学会ですが、の本部が四谷駅に張り付いています。

 そこで閃きました。この土木の日の土木学会関連行事で、土木学会の四谷からスタートし、神宮外苑の国立競技場で女子マラソンのスタートを観戦し、その先のコースで再度沿道観戦できるようなウォーキングを開催してはどうかと。そして、ウォーキングコースの途中に東京の土木遺産、遺跡を挟むと、土木の日に相応しいウォーキングイベントになるんではないか。これが、今年の1月頃の気まぐれでした。

 <日本の集客都市化を実践する東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/05/08)





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