コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.324

集客都市の視点でジョギングとランニングの融合を実践する 第2幕
〜都市観光、集客都市の入門はRUN&WALK大会を開催することですよ〜
 日本ウォーキング学会が97年4月に発足しています。毎年1回、学会の大会が開催されていて、今年は5月26日〜27日と西早稲田の早稲田大学・国際会議場で開催されます。その旨の開催案内が大会事務局からランニング学会の会員宛に郵送されてきました。ついでに、一般研究発表の申し込みを促していました。そこで、今まで暖めていたテーマで発表を申し込みました。

 演題名は、「ウォーキングとランニングの混在するROAD−EVENTが国際集客都市への入門アイテム」です。東京ロードランナーズクラブ代表の宇佐美先生と事務局長の私の連名の研究発表という形式にしました。大会事務局に問い合わせますと、通常の教室を使った研究発表スタイル、発表時間は10分間、OHP使用可能とのことです。

 国内外のマラソンレースに参加しますとごく普通に見られる光景です。スタートして4時間も過ぎると、歩いているランナーが増えてきます。また、コロラド州のボールダーの10キロRUMで目撃しましたが、参加した4万人以上の大半はランニングとウォーキングを併用しますし、最初からウォーキングだけの参加者も結構目に付きます。ですから、老若男女の幅広い市民層が参加できる訳です。

 それならいっそ、ランニング大会とかウォーキング大会とか、区別を付けた大会名でなく、ネーミングの段階から「RUN&WALK」と名打った大会を開催すれば、皆さんに喜ばれるのではないか、と考えていました。今回図らずも、豪州のカウラ桜祭りで「10キロRUN&WALK」を開催することになりました。その当たりの経緯を、集客都市産業や都市観光政策の観点から分析した結果を発表します。

 <日本の集客都市化を実践する東京ロードランナーズクラブ>  藤田 俊英 (01/05/02)





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