コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.318

◎チャレンジ富士五湖、100キロウルトマラソンは山桜駆け 第3景
〜青木ヶ原の樹海、可憐な山桜の5分咲きが登りにかかる足を進ませる〜
 精進湖を一周して75km、再び青木ヶ原樹海の中を抜けて今度は77kmエイドになったうどんエイドでまたまた3杯を詰め込みます。午後1時過ぎですが、風が冷たくて手先がかじかんでいますので、うどんのお兄さんに軍手1足を頂いて両手にはめました。西湖の南岸を通って、今度は急な下りとなった河口湖への道の終わりが85kmでした。それで、ここから先は歩きと走りの併用で河口湖の南岸を進みます。

 90kmが泊まったレイクランドホテル前、寒くなって来ています。湖岸道路から分かれて、91kmのセブンイレブンで肉まん2個とホットコーヒーを補給します。R139に出て94kmから最後のお楽しみ、4kmで標高870mから1060mまで登る森の中の1本道を、寒さをこらえる5分咲きの山桜を楽しみながら堪能しました。

 ラスト2kmを急に下って、スタートした北麓公園の陸上競技場に戻ってきました。競技場のコースを3/4週してゴールにたどり着きました。13時間32分でした。ゴール前、スピーカーから私のナンバーと名前が呼ばれていました。多少、照れながらのゴールポーズだったようです。

 結局、富士山の姿は見えませんでした。 100km走る途中、山桜の可憐さが目を楽しませたようです。特に、青木ヶ原の樹海の中を進みながら、時たま姿を見せる白い小さな花びらが印象に残っています。来年は117kmにエントリーしたいですね。そのためには、70kmをすぎてからのスタミナを身に付ける必要があります。

 <東京ロードランナーズクラブ> 甲斐の山々100km  藤田 俊英 (01/04/22)





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