コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.316

◎チャレンジ富士五湖、100キロウルトマラソンは山桜駆け 第1景
〜隣の5人部屋は酒盛る女ランナー、男ランナーは早寝早起きを決め込む〜
 21日に富士五湖、実際には4湖を巡る100kmを走ってきました。<チャレンジ富士五湖ウルトラランニング大会>です。この大会は117km、100km、77kmと、実力に応じた距離を選べます。私は、取りあえず100キロにエントリーしています。大会の案内を見ますと、後援の欄に<財団法人・富士吉田コンベンションビューロー>なる団体名を見かけます。

 20日の金曜日午後4時10分新宿発の中央高速バスで河口湖駅まで向かいます。今回の大会の特徴は開催日が土曜日だという点ですね。交通規制がありませんので、土曜日だと路側部を走るさいに車が多くて大丈夫なのか、と多少の不安が湧きます。河口湖駅から旅館の送迎バスでレイクランドホテルに着きました。男ばかりの5人部屋に押し込められます。隣の部屋は女ばかりの5人組のようです。

 送迎バスには、娘さんが同乗していました。100キロに3年連続で参加しているとのことで、髪はチャパツで、シブヤあたりでよく見かけるご婦人の外観をされています。なんにしても1人泊まりがけで100キロ走りに来るのですから、相当のランニングマニアと思われますが、普段はどれぐらい走り込んでいるのでしょうか。

 風呂に入って夕食を取って部屋に戻ると7時半、もう寝込んでいる方がいます。これから酒盛りして10時頃から寝ようかと思っていましたが、明日の2時起床のスケジュールに男性陣は、早寝早起きを決め込むようです。せっかく酒盛りの準備をしていますから、テレビの前に陣取って音量を絞って巨人戦のナイター中継を見ながら1人で酒盛っていました。ですが、隣のご婦人方は酒盛りの真っ最中のようです。

 9時になりました。他の4人は寝込んでいます。時折、お隣から嬌声が聞こえてきます。ウルトラランニングの前夜、男は寝込み、女は酒盛り、時代を感じました。

 <東京ロードランナーズクラブ> 甲斐の山々100km  藤田 俊英 (01/04/22)





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