コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.315

◎東京ロードランナーズクラブの今年度の活動計画を検討中 第9景
〜実践ランニング読本が出版されました、エアロビクスインフラを紹介します〜
 ランニング学会の編となる「今日からはじめる実践ランニング読本」が出版の運びとなりました。山海堂から定価(本体1600円+税)、A5版で厚さ1cmです。「からだ読本シリーズ」の一環という位置づけで、ランニング学会で特別編集委員会が編成され、目次や執筆者の選考が進んでの出版でした。

 文化編・知られざるランニング文化の3節に、「エアロビクス・インフラ」とのタイトルで私が2ページを執筆しています。写真が4枚、ロッキー山麓の専用歩道、スワン川河口の専用歩道、ウラメット川の護岸歩道、大井川河川敷の専用歩道を掲載しています。今までに、この百走談で何回も紹介したボールダーやパースやポートランドの「走りたくなる街」の風景です。

 そして、「エアロビクス・インフラ」とは「高齢者が若者に医療や介護などで過度な負担をかけないよう、働き盛りの頃から精神と肉体を気軽に楽しくフレッシュアップできるインフラストラクチャー(社会基盤施設)」、「主に、都市生活者が気持ちよく汗をかき、ついでに頭の働きも活発になるような広い芝生の公園、放置自転車のない歩道、波立つ川面に近い河川敷などが該当します。」との意味付けを解説しています。

 4枚の写真で紹介したコースは、いずれも、
1.立ち止まる煩わしさがなく
2.凹凸や亀裂のない舗装と余裕を持ってすれ違える幅員を持ち、
3.住宅地やビジネス街に近く、
4.景観が楽しめる、
 という条件を備えています。

 <東京ロードランナーズクラブ> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/04/22)





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