コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.314

◎東京ロードランナーズクラブの今年度の活動計画を検討中 第8景
〜実践ランニング読本が出版されました、女性に優しい読本です〜
 ランニング学会の編となる「今日からはじめる実践ランニング読本」が出版の運びとなりました。山海堂から定価(本体100円+税)、A5版で厚さ1cmです。山海堂の「からだ読本シリーズ」の一環という位置づけで、出版しようとの決定が出たのは、昨年春い頃でしょうか。ランニング学会で特別編集委員会が編成され、目次や執筆者の選考が進んで、やっとこさの出版でした。

 ビギナー&市民ランナーのための「理論」と「雑学」が盛りだくさんです。こんなサブタイトルが赤地に白抜きの帯に印刷されています。目次の章立てを紹介しましょう。

1章 ランニングって何?
2章 走る準備、できていますか?
3章 ランニングの基本をおさえる
4章 ビギナーにさよなら
5章 確実に記録が伸びるトレーニング方法
6章 ランニングで健康づくりをアドバイスします
7章 女性が走ることを応援します
8章 ランニング文化
9章 ランニング社会学

 このランニング読本の最大の特徴は7章に、女性ランナー専用の内容を豊富に織り込んだことですね。女性市民ランナーの中川光さん、小松美冬さん、松田千枝さん、鈴木愛子さんの4名がそれぞれ、「結婚」「出産」「お化粧」「更年期」とランニングの関係をわかりやすく記述され、あげくの果てに、「私たちこうして走ってきました」とのテーマで座談会をも収録させています。忘れていました、男の身でありながら東京学芸大学の渡辺先生も「データーが語る女性ランナー」を執筆されています。

 どうか女性の皆さんも、この読本を参考にされて走り初めて下さい。もう、オヤジランナーだけが、見苦しい姿で街の風景を乱す、そんな日本のランニング文化はお終いにしましょう。女性がファッショナブルにランニング姿を披露する、そんな街が千客万来の世界都市の最低条件ですね。

 <東京ロードランナーズクラブ> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/04/20)





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